俳優ノート『原田泰造さん』
気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『サ道 2021』に、三宅弘城さん・磯村勇斗さんとトリプル主演する原田泰造さん。
お笑いトリオ・ネプチューンのメンバーの中で最も“俳優色”が強い原田さん。『編集王』(2000年)ですでに連ドラ主演を務めていますが、俳優としてより知名度を高めたのは、米倉涼子さん演じるありさの夫・譲二を演じた『奥さまは魔女』(2004年)だったでしょう。
米国の傑作シチュエーション・コメディーを、日本を舞台に翻案したファンタジー・ドラマ。人間の世界にあこがれる魔女のありさは、偶然出会った広告会社に勤める譲二と恋に落ち、結婚することに。ところが、ありさの母・ダリア(夏木マリさん)は、2人を何かと邪魔しようとする。
“NHK御用達俳優”の一人である原田さん。大河ドラマ『篤姫』(2008年)『龍馬伝(2010年)』、朝ドラ『ごちそうさん』(2013年)、『全力失踪』(2017年)など多数出演していますが、まずは『コントレール〜罪と恋〜』(2016年)。原田さんは、事件被害者の妻に想いを寄せる刑事役でした。
無差別殺人事件で夫を失った孤独な女(石田ゆり子さん)。絶望の淵で出会った運命的な恋の相手は、夫を殺した男(井浦新さん)だった。そして女を想い、その恋をそっと見守る心優しき刑事(原田さん)。許されない愛の行方を描く、切ない大人のラブストーリー。
最後は、同じくNHKの時代劇『そろばん侍 風の市兵衛』(2018、2020年)。一筋縄ではいかない、食えないキャラクターの同心「鬼渋」役を好演。2020年にSPが放送されましたが、シリーズ化を期待しています。
時は文政。武家や商家の家計を預かる市兵衛(向井理さん)。様々な商売を経験して、算盤の技を身につけた市兵衛は、実は剣の達人でもある。愛する者を守る時だけに抜くその剣は、人呼んで「風の剣」。実直に生きながら悪に苦しめられる人々のもとに、市兵衛が爽やかな風を吹き起こして行く。
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