見逃せない!春ドラマ「脚本家」5人
「映画は監督のもの、ドラマは脚本家のもの、舞台は俳優のもの」などといいます。新ドラマ情報が解禁されると、どうしても出演者に目が向きがちですが、脚本家で作品を選ぶと、ハズレが少ないような気がします。というわけで、2022年4月期春ドラマから、信頼度の高い脚本家5人を挙げてみます。
まずは、TBS日曜劇場『マイファミリー』の黒岩勉さん。フジテレビヤングシナリオ大賞出身。フジでは『LIAR GAME 2』、『謎解きはディナーのあとで』、『ストロベリーナイト』、『ようこそ、わが家へ』、『僕のヤバイ妻』などを担当。
フジ以外では、『サムライせんせい』、『盤上の向日葵』、『グランメゾン東京』、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』など。映画でも、『ONE PIECE FILM GOLD』、『キングダム』などがあります。
続いては、NHKドラマ『正直不動産』の根本ノンジさん。「日本テレビシナリオ登竜門」出身。日テレでは『高校生レストラン』、『ドン★キホーテ』、『弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』などを担当。昨年の『ハコヅメ たたかう!交番女子』も好評でした。
日テレ以外でも、『5→9〜私に恋したお坊さん』、『侠飯〜おとこめし〜』、『男の操』、『フルーツ宅配便』などを手掛けた後、『監察医 朝顔』シリーズを手掛けました。
三人目は、TBS火曜枠『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』の吉澤智子さん。CATVのアナウンサー兼記者という異色の経歴の吉澤さん。『黒の女教師』、大河ドラマ『八重の桜』、『Dr.DMAT』など幅広い作風。
TBS火曜枠にはたびたび登板していて、これまで『ダメな私に恋してください』、『あなたのことはそれほど』、『きみが心に棲みついた』、『初めて恋をした日に読む話』と漫画原作の4作品を担当。今回はオリジナルということなので注目されます。
四人目は、NHKドラマ『17才の帝国』の吉田玲子さん。アニメ『ドラゴンボールZ』でデビュー以来、数々の名作アニメ脚本を手掛けてきていて、『けいおん!』、『ガールズ&パンツァー』、『聲の形』、『夜明け告げるルーのうた』、『リズと青い鳥』、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』など。
実写化ドラマの脚本はあまり多くはありませんが、『笑ゥせぇるすまん』、『嫉妬の香り』、『サトラレ』、『帰ってきた時効警察』、『女帝』といった作品は記憶に残るところ。
最後は、『インビジブル』のいずみ吉紘さん。広告プランナーから、フジテレビヤングシナリオ大賞を経て脚本家デビュー。フジでは、『ムコ殿』、『人にやさしく』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などを担当。
TBSでは、大ヒットした『ROOKIES』、『クロコーチ』、『仰げば尊し』など。日テレでは『トドメの接吻』、テレビ朝日では『アリバイ崩し承ります』が好評。映画『帝一の國』もヒットしました。