ドラマ日記『監察医 朝顔』(第15話)&『ハルカの光』(第3話)
法医学者の朝顔(上野樹里さん)が、さまざまな事件と遺体に向き合っていく、ヒューマンドラマ『監察医 朝顔』続編の第15話。大じいじ(柄本明さん)が危篤です。
朝顔・桑原(風間俊介さん)・つぐみ(加藤柚凪さん)・平(時任三郎さん)は一家4人、水入らずで年末年始を過ごす。そんな折、朝顔のもとに茶子(山口智子さん)から承諾解剖の相談が来て…というストーリー。
法医学パートでは、『俺の家の話』にも出演していた美保純さんが登場。海外で自殺と判断された男性の妻役で、娘が夫の子供ではないことを懺悔したことが自殺の原因=復讐という推測オチは、ちょっと弱いかな。後述の平につなげるためのエピソードという印象。
万木家パートでは、今回も平のアルツハイマー型認知症を巡る話が中心で、自殺を考えたこともあることが仄めかされ。毎回、上野さんと時任さんの名演は感動的ではありますが、重い…。これがテレ朝なら、平は元気に今も捜査していて、延々とシーズンを重ねるんでしょうけどね。
続いて、NHKEテレで放送中のドラマ『ハルカの光』。照明オタクのハルカ(黒島結菜さん)が、東京の照明専門店で働きながら、人々に「光」をもたらし、自らも希望の光を見いだしていく物語、その第3話。
店を訪ねてきたボクサー・左京(駿河太郎さん)が興味を持ったのは、彫刻家イサム・ノグチ作の名作照明。ノグチの反骨精神に満ちた制作秘話を熱心に説明するハルカに、左京は励まされ「もう一度チャンピオンになる」と言って出て行ったが…というストーリー。
左京が忘れていったタオルをボクシングジムに届けたハルカが、左京の実態をジム会長の娘(内田慈さん)に聴かされ、腹を立てたハルカが左京にKY気味な物言い。あっさり改心した左京が再びリングに上がる展開。1話25分となると、どうしても駆け足にはなるんでしょうけどね。
印象的な芝居をしていた内田さんの過去作品を振り返ると、朝ドラ『まれ』のシタール奏者役で顔を覚えました。あと、『腐女子、うっかりゲイに告る。』ではファーレンハイトのお母さん役。『半沢直樹』では整備士から総務部に異動した女性を演じていました。