俳優ノート『沢村一樹さん』
気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『ナイト・ドクター』に出演する沢村一樹さん。
主演ドラマ『DOCTORS〜最強の名医』シリーズ(2011年~)など、人気俳優の沢村さんですが、俳優デビューは意外に遅く、モデルとして活躍した後、29歳で『松田のドラマ』(1996年)に主演したのが始まり。
『続・星の金貨』(1996年)以降、次々と連ドラに起用されるようになった沢村さんですが、初の当たり役と言えば『浅見光彦』シリーズ(1998~2011年)。それまでヒール役も多かった沢村さんですが、コミカルさも兼ね備えた新しい光彦像を造形。
内田康夫原作の人気シリーズ「浅見光彦」シリーズをドラマ化。ルポライター、浅見光彦が日本各地を旅して遭遇する連続殺人事件を推理・解決していく旅情サスペンス。
『サラリーマンNEO』での“セクスィー部長”や、バラエティでの“エロ男爵”ぶりでも有名になりましたが、それを封印して出演した朝ドラが『ひよっこ』(2017年)。主人公の記憶喪失の父を演じましたが、ここでは同じ脚本家・岡田惠和さんの『ユニバーサル広告社』(2017年)を挙げておきます。
杉山(沢村さん)は元“売れっ子広告マン”。自信過剰で大手代理店を飛び出すも職に就けず、弱小代理店「ユニバーサル広告社」社長(三宅裕司さん)に拾われる。会社は移転を繰り返し、遂に港町の寂れた商店街へ。商店街を舞台に人々の絆と笑顔を取り戻すために、ユニバーサル広告社が奮闘する!
『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(2018、2020年)や『刑事ゼロ』(2019、2020年)など主演作品も多いですが、どちらかというと脇役の方がいい味を出している気もします。というわけで、最後はキムタクと組んだ『グランメゾン東京』(2019年)。沢村さんは元シェフのギャルソン役。
ある事件がきっかけで表舞台から消え去った日本人シェフ・尾花夏樹(木村拓哉さん)。どん底まで落ちた彼だったが、女性シェフ・早見倫子(鈴木京香さん)と出会い、もう1度シェフとして生き直そうと決意する。挫折した男がもう一度夢に向かう、“大人の青春" をかけたヒューマンストーリー。