ドラマ日記『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(最終回)
色恋沙汰とは縁遠い学生生活を送っていた文芸部の5人の女子高生が、“性”に振り回されるさまが描かれる『荒ぶる季節の乙女どもよ。』最終回。
山岸先生(古川雄輝さん)を人質に、校舎に立てこもった文芸部の面々。泉(井上瑞稀さん)に告白したいという菅原(玉城ティナさん)が、百々子(畑芽育さん)と言い争っているところへ、泉がやってきて…というストーリー。
泉の「俺が好きなのは和紗(山田杏奈さん)だ。でも、性的な要求を感じるのは菅原さんだ」という身もふたもない爆弾発言が序盤の見どころ。性に支配される青春の揺らぎなのか、男性にはありがちな心境の正直すぎる告白なのか。言われた方はどちらも傷つくでしょうけれど。
鬼ごっこの辺りは正直よくわからなかったものの、最後の垂れ幕は壮観。荒ぶる乙女たちのモヤモヤしたものが、一応の形となった瞬間。
1年後。一緒の電車に乗る泉と和紗の距離は近まり、トンネルに入る瞬間「入った」のセリフで終了。綺麗かつ意味深なエンドでした。