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俳優ノート『風間俊介さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回はドラマ『監察医 朝顔』、大河ドラマ『麒麟がくる』に出演の風間俊介さん。

ジャニーズ事務所所属で、山下智久さんや生田斗真さんらとユニットを組んでいたこともある風間さんは、俳優としての演技力の高さや、“引き出し”の多さもあってか、ジャニーズの“演技班”や“異端児”などと呼ばれています。

日本テレビ『ZIP!』やNHKEテレ『ハートネットTV』でのMCをこなすかと思ば、『マツコの知らない世界』などで爆発させるディズニー愛など、そのマニアアックさは“変態”と称賛されるほど。

俳優としては、『3年B組金八先生』第5シリーズ(1999年)の兼末健次郎役以降、“狂気”を持った役が一つの系譜となっていきます。『それでも、生きてゆく』(2011年)、朝ドラ『純と愛』(2012年)など代表作も多いですが、その一つが映画『鈴木先生』(2013年)。

長谷川博己さんの連ドラ初主演作で、隠れた傑作学園ドラマの劇場版。風間さんは学校の卒業生で、映画後半に立てこもり事件を起こす犯人役。まだブレイク前の土屋太鳳さん演じるヒロイン・小川蘇美に、刃物を向けて、こう言います「いまから君をレイプします」。

一方で、現在の『監察医 朝顔』につながる好青年の系譜もあって、三浦春馬さんの親友役だった『僕のいた時間』、阿部サダヲさんの後輩役『下剋上受験』(2017年)、そして日曜劇場『陸王』(2017年)での銀行員役。

役所広司さん演じる主人公・宮沢の老舗足袋製造会社への融資担当として、初回から登場。親身に相談に乗るなど情熱のあるところをみせましたが、上司と対立して左遷。しかし、その後もたびたび宮沢の前に現れ、物語のキーマンの一人を演じました。

『アキハバラ@DEEP』(2006年)以来の連ドラ主演だった『おしい刑事』(2019年)のコミカルな演技も好評で、続編『やっぱりおしい刑事』(2021年3月)も放送予定。病気からの無事回復を待ちたいと思います。 

おっと、TV Bros.で連載中の「ダンスはうまく踊れない」は、このnoteにもUP中。一部、全文読めるようです。


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