俳優ノート『椎名桔平さん』
気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『桜の塔』に出演する名バイプレイヤーの椎名桔平さん。
学生時代にはサッカーに打ち込み、高校時代には国体選手にも選ばれた椎名さん。21歳から俳優を始めるも下積みが続き、28歳の時に石井隆監督の映画『ヌードの夜』のメインキャストに抜擢され、一躍注目されます。
以降、『夜がまた来る』(1994年)『GONIN』(1995年)と石井監督作品に立て続けに起用された後、原田眞人監督の『金融腐食列島 呪縛』(1999年)に起用され、多くの映画賞で助演男優賞を受賞。
都市銀行ACBの上層部は、総会屋への不正融資疑惑が発覚するなどの事態にもかかわらず、全く危機感を持っていなかった。そんな旧態依然の上層部、その首領の佐々木(仲代達矢さん)に怒り、銀行の改革に立ち上がる北野(役所広司さん)、片山(椎名桔平さん)ら四人組の活躍と苦悩を描く。
『Age,35 恋しくて」(1996年)辺りから、連ドラでもメインキャストに起用されるようになった椎名さん。児童虐待がテーマの『永遠の仔』(2000年)も傑作でした。ちなみに、同作で椎名さんの子役だったのが、浅利陽介さん。後に、『コード・ブルー』シリーズでも共演することに。
天童荒太の傑作ミステリーを、中谷美紀や渡部篤郎が共演し連続ドラマ化。親から虐待を受け児童精神病院に入院する3人が大人になって再会し、押し殺していた意識が覚醒、連続殺人が引き起こされる。
『謎解きはディナーのあとで』(2011年)での、風祭警部役のクセの強い演技が脳内に残っているため、その後の作品でも、なんか“風祭”味を感じてしまうんですよね。
有名企業グループのひとり娘・麗子(北川景子さん)は、正体を隠し国立署の刑事として勤務していたが、難解な事件がある度に執事の影山(櫻井翔さん)に助言を求め…。正体を隠して新米刑事として勤務するお嬢様が、毒舌執事と様々な事件の謎解きをして真相へと迫っていく新感覚ミステリー。
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