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ドラマ日記『ここは今から倫理です。』(第2話)
雨瀬シオリさんの異色の学園コミックを実写ドラマ化。高校生たちの答えの出ない悩みに寄り添う倫理教師・高柳(山田裕貴さん)の姿を描く『ここは今から倫理です。』第2話。古い名画が見たくなりました。
仲間たちとの夜遊びで、授業中いつも寝ている幸喜(渡邉蒼さん)に、自分の携帯番号を教えた高柳。幸喜が電話すると、高柳は自由な生活がどこか不安なのでは?と、キルケゴールの言葉を説きはじめ…というストーリー。
ここは今から倫理です。:第2回 家にいられない「問題児」に「対話」の授業? “西郷どん”渡邉蒼にスポット https://t.co/Axym1DPx6B
— MANTANWEB (まんたんウェブ) (@mantanweb) January 23, 2021
今回のメイン生徒役を演じた渡邉さんは、大河ドラマ『西郷どん』では主人公の西郷隆盛の幼少期を演じましたし、朝ドラ『なつぞら』では主人公の兄の幼少期役と、NHK御用達子役のひとり。16歳なので、これからの変化に注目です。
「不安は自由のめまいである」というキルケゴールの言葉は、こうしてストーリー仕立てにしてみると、思春期にピッタリ。渡邉さんもそんな10代の不安定さを上手く演じていました。
シングルマザーの母親と、二人で映画『雨に唄えば』を見る(&途中経過を高柳に報告)というラストもいい。後味のいい第2話でした。