女優ノート『吉川愛さん』
気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年春ドラマ『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。』に、板垣李光人さんとW主演する吉川愛さん。
美少女系名子役だった吉川さん(子役名:吉田里琴)。人気女優の子供・少女時代も多く演じました。名前を挙げると、石原さとみ・綾瀬はるか・北川景子・菅野美穂・黒川智花・山田優・小池栄子・稲森いずみ(敬称略)…と錚々たる顔ぶれ。
一度芸能界を引退後、改名して復帰した第一作が『愛してたって、秘密はある。』(2017年)。吉川さんは、主役の司法修習生(福士蒼汰さん)に好意を寄せる小悪魔的な女子高生役で、序盤のミスリード担当といったところ。「続きはHuluで」商法で大炎上しましたが、中々面白かったですけどね。
黎(福士さん)は、中学時代に母親をDVから守るため、父親を殺害した過去がある。彼の殺人は父親が失踪扱いになったことで母と2人だけの「秘密」となった。しかし、爽(川口春奈さん)と出会って恋に落ち、プロポーズした直後から、「秘密」を知る何者かからのメッセージが届き始める…。
次はゲスト出演ながら、しっかりと爪跡を残した『シグナル 長期未解決事件捜査班』(2018年)。吉川さんは元窃盗犯の男(平田満さん)の娘役で、更生した父と仲良く暮らす姿が健気なんですが、まさかの乗ったバス炎上で焼死。視聴率は苦戦しましたが、良作。SPドラマ放送&映画公開予定。
三枝(坂口健太郎さん)は、独学でプロファイリングを学んだ警察官。ある日、無線機から聞こえてくる声の刑事(北村一輝さん)と交信を続けるうちに、三枝は相手が過去を生きている人物であることを知る。二人は互いに協力し合い、未解決事件を解き明かしていく―。
2019年は、レギュラー出演した『初めて恋をした日に読む話』で、王道女子高生役を演じる一方、ゲスト出演した『緊急取調室 3rd SEASON』、『インハンド』、『ボイス 110緊急司令室』、『シャーロック』では、いずれも強烈な役を怪演し、視聴者に強い印象を残しました。
最後は、『恋はつづくよどこまでも』(2020年)。何でも演じられる吉川さんからすれば、普通過ぎる看護師役でしたが、逆にそこが新鮮。来生先生とのピュアラブが、天堂&七瀬カップルと対照的でいい味わいでした。
偶然出会った医師・天堂(佐藤健さん)に憧れ、看護師となった七瀬(上白石萌音さん)は、ついに再会。しかし、天堂は七瀬が思い描いていた人物とはまるで別人だった。超ドSな天堂に憤慨しつつも、仕事に恋にまっすぐな七瀬は、その根性で次々に起こる困難に食らいついていく。