ドラマ日記『七人の秘書』(第2話)
要人に仕える名もなき「秘書」たちとその元締め「影の男」が、理不尽な日本社会を変えていく痛快ドラマ『七人の秘書』第2話。初回に続いて、舞台は銀行でした。
秘書の照井(広瀬アリスさん)が、新頭取に目を掛けられていることを快く思わない新秘書室長(杉田かおるさん)。仕事を取り上げ、存在しないかのように扱う『無視カゴ』という嫌がらせを始めた上に、照井が頭取の愛人というデマをSNSで拡散させ…というストーリー。
今週も脚本が緩い。痛快ドラマというよりはコメディ。本当に中園ミホさんの脚本であろうかと思っていたら、「リアルサウンド」で『ショムニ』との類似点が指摘されていました。なるほど、『ショムニ』の社会派版と考えれば世界観も納得。ただ、あれは中園さんの作品ではない気がしますが…。
脚本はあれでも、それなりに楽しめたのは、パワハラ上司を演じた杉田さんの力量がやはり大きいかなと。ここまで憎々し気に演じれる女優さんも、なかなかいないのでは?今後もメインゲストが重要になりそう。
五月(室井滋さん)だけではなく、ラーメン屋店主(江口洋介さん)も前科があることが判明(「前科者ラーメン」)。この辺りのバックボーンも徐々に明らかになっていくのでしょう。