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俳優ノート『玉置玲央さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回はドラマ『恋する母たち』に出演の玉置玲央さん。

同作でまり(仲里依紗さん)の夫で元エリート弁護士を演じている玉置さん。同じ法律事務所ののり子(森田望智さん)との泥沼不倫の末に弁護士を追われるも、相変わらずのモラハラ夫を怪演しています。

元々、舞台を中心に活躍してきた玉置さんですが、一躍注目されたのは、大杉漣さんの遺作となった映画『教誨師』(2018年)。映画初出演ながら、大杉さん演じる教誨師を翻弄する死刑囚を熱演し、毎日映画コンクール新人賞を受賞。

ドラマはNHKに特に重用されている印象。大河ドラマ『真田丸』(2016年)では織田信忠役、『麒麟がくる』(2020年)では、第5回のサブタイトル「伊平次を探せ」にもなった、腕利きの鉄砲鍛冶・伊平次を演じました。

文化庁芸術祭賞 テレビ・ドラマ部門大賞を受賞した傑作『サギデカ』にも出演。振り込め詐欺グループの店長役を繊細に演じた上、最後は鍛え上げられた全裸姿も披露(ただし、死体)。

前田敦子さんの出産後復帰作で、NHKよルドラ枠『伝説のお母さん』では、『恋する母たち』にも似た、育児など家のことを妻任せにしているダメ夫を見事に演じ、視聴者をイラっとさせました(笑)。

クセの強い役が多い玉置さんですが、そろそろ普通の役も見てみたいものです。


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