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女優ノート『浜辺美波さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『タリオ 復讐代行の2人』に主演する浜辺美波さん。

浜辺さんの事務所は、少し前までは「長澤まさみさんより下が育っていない」と言われていました。不定期の東宝シンデレラオーディションで発掘、時間をかけて育てるスタイルの事務所だけに、長澤さんのすぐ下の世代である黒瀬真奈美さんや朝倉あきさんが抜けた穴が大きかったのでしょう。

しかし、そのもう一つ下の世代、つまり浜辺さん世代は当たり年。東宝シンデレラニュージェネレーション賞だった浜辺さんがまずブレイク。さらに、グランプリの上白石萌歌さん、特別賞の萌音さん姉妹も大活躍。

浜辺さんというと、朝ドラ『まれ』、実写版『あの花』でまず注目されましたが、最初に取り上げたいのは『無痛〜診える眼〜』(2015年)。西島秀俊さんが主演した医療系ミステリーでしたが、犯罪者の顔にだけ表れる兆候(=犯因症)という設定がなかなか面白く。

初の金髪姿を披露した浜辺さんは「鬱や強迫性障害を抱え、教師一家殺害事件の容疑者」という、重要かつ難しい役どころを演じ切りました。

浜辺さんのブレイク作『君の膵臓をたべたい』は有名なので置いておいて、次は最近のドラマからまず『アリバイ崩し承ります』(2020年)。浜辺さんが時計店店主の名探偵・時乃を演じるコメディー系ミステリー。

時乃に難事件のアリバイ崩しを依頼する警視の察時(安田顕さん)との凸バディがはまり役。時乃のお風呂でモグモグシーンなど、浜辺さんの魅力満載。続編が待たれます。

最後は最新作『私たちはどうかしている』(2020年)。老舗和菓子を舞台にした和菓子職人・七桜(浜辺さん)と跡取り息子・椿(横浜流星さん)とのラブサスペンスでした。

「今まで彼氏がいたことがない」と発言するなど、清純派イメージが強かった浜辺さんですが、序盤は毎回キスシーン&濃厚ラブシーンの体当たり演技も披露し、大人の女優に変貌しつつあります(現在20歳)。


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