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女優ノート『北川景子さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年春ドラマ『リコカツ』に主演する北川景子さん。

一般社会でもそういう傾向がありますが、女優さんの結婚・出産・育児は、人気の陰りやキャリアの中断となってしまうことがよくあります。そんな中、2016年のDAIGOさんとの結婚以降、むしろ女優として飛躍、出産後もいち早く現場復帰、活躍中の北川景子さん。

今ではトップ女優の雰囲気すら漂わせる北川さんですが、女優デビュー作がドラマ『美少女戦士セーラームーン』(2003年)だったのは有名な話。そんな彼女の作品でまず取り上げたいのは、映画『間宮兄弟』(2006年)。

江國香織さんの同名小説を、名匠・森田芳光監督が映画化。佐々木蔵之介さんとドランクドラゴン塚地武雄さんが兄弟に扮した、心温まるコメディータッチのヒューマンドラマ。端役ながら、北川さんは沢尻エリカさんと姉妹役で、演技はまだあれですが、激カワです。

『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』(2009年)、『謎解きはディナーのあとで』(2011年)、『HERO 第2シリーズ』(2014年)など、ジャニーズ主演の人気ドラマでのヒロイン役を重ねた後、主演したサスペンスドラマが『探偵の探偵』(2015年)。

北川さんは初の探偵役で、本格アクションにも挑戦。脇役も今思えば豪華で、川口春奈さん・芳根京子さん・門脇麦さん・井浦新さんらの他に、朝ドラ『あさが来た』で大ブレイクする直前のディーン・フジオカさんも出演しています。

その後、『家売るオンナ』シリーズ(2016年-)で当たり役を掴んだ北川さんですが、最後に紹介したいのはNHKのSPドラマとして、全2話で放送された『フェイクニュース』(2018年)。最近では、脚本家の野木亜紀子さん信奉者が増えていますが、意外とこの作品は見逃しているのでは?

大手新聞社からネットメディアに出向した主人公(北川さん)が、あるフェイクニュース騒動に立ち向かう姿を描いたもので、緻密な取材に基づいた、リアルなネット社会の今が描かれました。

夫は元総理の孫、実父は三菱重工の重役という華麗なる一族。そこを逆手にとって、日本における軍産複合体をリアルに描く、連ドラをやったら面白いのになあ。野木さん書かないかな。


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