ドラマ日記『コントが始まる』（第2話）『最高のオバハン』（第3話）ほか
売れないお笑いトリオ・マクベスと、彼らのファンになるファミレス店員・里穂子（有村架純さん）らが織りなす青春群像劇『コントが始まる』の第2話。中村倫也さん＆芳根京子さんが初登場。
「春斗（菅田将暉さん）に一つだけ秘密にしていることがある」…潤平（仲野太賀さん）は高校時代を思い出していた。一方、母校の屋上に佇む瞬太（神木隆之介）も同じく高校時代を思い返す…「人生で一度だけ本当に死んでもいいと思ったことがある」。10年の時を超える秘密。
冒頭から、マクベスのマネージャー・楠木役として中村さんが登場。前回、解散を発表したマクベスですが、楠木に解散を考え直すように説得されたことから、コンビ続行の可能性が出てきました。
メインストーリーは、コンビ結成時の秘密にまつわる話で、今回も見事な伏線回収＆感動。3人の話が中心ながら、そこに里穂子のストーカーレベルのマニアックなマクベス情報が加わる面白さ。まだまだ女子高生役がいける芳根さんが可愛い。
次は、美容クリニックの敏腕経営者ハルコ（大地真央さん）に、編集者のいづみ（松本まりかさん）が翻弄されいく、痛快毒舌エンターテイメント『最高のオバハン 中島ハルコ』の第3話。
ハルコの密着取材をすることになったいづみ。その編集部の後輩・高田真央（真魚さん）には、東大卒ゆえに、敬遠され結婚できない悩みがあった。ハルコはそんな真央といづみを、女医御用達のセレブ婚活パーティーに“三流大出の女医”と詐称して参加させることに。
毎回、悩める女性の問題点をズバリ指摘し、名言アドバイス、解決への道筋をつけるハルコ。今回も「コンプレックスで悩むのは時間の無駄」と女子力を上げる方向に向かわせ、秘めていた本命男性とゴールイン。やや古めの価値観のハルコではありますが、現実世界の中ではそれなりの説得力。
「真央さん？いい名前ね」と、ハルコ役の大地「真央」さんに言わせる遊び心のほか、結婚詐欺師の役名を「小室敬」するこの悪意（笑）。いやあ、東海テレビ攻めてるなあ。
研修医の雨野（白濱亜嵐さん）たちが、現実に打ちのめされながらも、成長していく医療ドラマ『泣くな研修医』の初回。
研修医の雨野は、やる気に満ちていたが、現実は雑用をこなす毎日。救急患者が運ばれてきた時には、何もできず、指導医の佐藤（木南晴夏さん）が全て行うことに。それでも、同期研修医の川村（野村周平さん）、滝谷（柄本時生さん）、くるみ（恒松祐里さん）には見栄を張り…。
病院と一口に言っても様々ですし、ドラマ的な誇張もあるにせよ、医師たちによる研修医へのパワハラがなかなかしんどい。とはいえ、木南さんはさすがに上手く、厳しい中にも説得力を感じさせる。
見栄っ張りな主人公設定は共感しにくいものの、いずれ打ちのめされて、そこから這い上がらせるための“落差”狙いなのでしょう。また、朝ドラ『おかえりモネ』の出演も決まっている恒松さんですが、ヒロイン役を演じる『全裸監督2』の配信はどのタイミングになるんでしょうね。
売れない漫画家・狩野（横山裕さん）の隣の部屋に、訳ありな5歳児・さとうコタロー（川原瑛都さん）が一人で引っ越してくるハートフルコメディ『コタローは1人暮らし』の初回。
昔懐かしい佇まいの『アパートの清水』のとある一室――。売れない漫画家・狩野の部屋に、小さな男の子が訪ねてきて「隣に越してきた“さとう”と申す。以後、お見知りおきを」と挨拶。怪訝な表情を浮かべる狩野に、このさとうコタローは、自分は1人暮らしだとキッパリ宣言する。
コタローをはじめ、アパートの住人たちのキャラ紹介となった第1話。殿様言葉で話すコタローと狩野の銭湯シーンが可愛い。 キャバ嬢役の山本舞香さんはますます綺麗に。イッセー尾形さんの一人二役夫婦が贅沢。
回想シーンでは、コタローの母らしい紺野まひるさんが登場。また薄幸な役かな。最後には、生活費を届ける弁護士役で、百田夏菜子（ももいろクローバーZ）さん。今後コタローの秘密が、小出しにされていくのでしょう。