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ドラマ日記『にじいろカルテ』(初回)

山奥の診療所にやってきた訳ありドクターの真空(高畑充希さん)と、外科医・朔(井浦新さん)、看護師・太陽(北村匠海さん)が命と向き合っていく、笑って泣けるチーム医療ドラマ『にじいろカルテ』が21日スタート。

都会の大病院で働いていた真空でしたが、“ある病”が発覚。困った彼女は、山奥の小さな診療所で働くことに。同じ東京からやってきた、朔と陽と一緒に住みながら、診療所での生活をスタートし…というストーリー。

日々量産される医療ドラマは、スーパードクター系からリアルものまでさまざま。本作は医療ドラマというよりはヒューマンドラマ寄りで、「患者で医者、最強じゃねぇか」という朔のセリフが、このドラマの方向性を示しているように思いました。

時にファンタージ―とまで評される、優しい世界を描くことで定評のある、岡田惠和さんらしい脚本。前クール『姉ちゃんの恋人』と違って、今回は忖度なしの実力派しかいないキャスト陣がみな素晴らしい。常連の光石研さんや、久しぶりに真面な役の水野美紀さんなどなど。

主人公の“ある病”はしばらく伏せられるかと思いきや、初回からカミングアウト。高畑さんは、遊川和彦さん作品でのロボット芝居なイメージも強かっただけに(そちらも上手いのですが)、今回の泣き芝居など、自然な演技が新鮮、かつ、さすがだなと。

同枠前クールの『七人の秘書』が、視聴率はともかく、作品としてはあれでしたので、どうなるかと思いきや、久しぶりにテレビ朝日の本気を見た、という感じ。ちなみに、プロデューサーには『おっさんずラブ』の貴島彩理さんが名前を連ねているようです。



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