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新ドラマ『ちはやふる-めぐり-』
末次由紀さんの大ヒット漫画『ちはやふる』。広瀬すずさん主演で、2016年に『ちはやふる -上の句-』と『ちはやふる -下の句-』、2018年に『ちはやふる -結び-』の三部作という形で実写映画化されました。
漫画は2022年に全247話(全50巻)で終了しましたが、今年7月期の連続ドラマとして『ちはやふる-めぐり-』のタイトルで、日本テレビでの放送が決定。
放送枠は今のところ未定。深夜帯ではないでしょうから、現時点では土曜9時枠、土曜10時枠、日曜10時半枠のいずれかということになりますが、水曜10時枠を4月から復活させるという報道もありますので、こちらの可能性もあります。
以下、ネタバレあります。
ドラマは「映画から10年後」の世界を描くオリジナルストーリーとされています。『ちはやふる -結び-』では、映画オリジナル展開として、千早(広瀬すずさん)は瑞沢高校の競技かるた部の顧問になっていますが、その時点から10年なのか、それとも最後の大会があった高校3年生から10年後なのか。
映画公開時点では原作漫画は完結していませんでしたので、『ちはやふる -結び-』ではモヤっとした恋愛パート結末でしたが、原作では一応の決着をみます。原作での恋愛敗者側は「28歳の時に千早の隣にいることを目指す」と発言するわけで、18歳から「10年後」の設定が意味を持ってきます。
2000人を超えるオーディションを行ったそうで、「次世代のスターたちと打ち立てる新たな青春ドラマの金字塔」と銘打っているので、生徒たちが主役となるのでしょうが、顧問役として千早が登場するのか、そして恋愛パートの「10年後」問題はどうなるのか気になるところです。
映画『ちはやふる』から10年後の世界を描くオリジナルストーリー。ほとばしる情熱は、色褪せることなく新たな世代へめぐっていく。 バトンを受け継いだ令和の高校生たちが、全てをかけて競技かるたに挑む青春ドラマ。
映画を監督した小泉徳宏さんは、ショーランナー(制作総指揮者)としてドラマに関わるようです。企画・プロデューサーの北島直明さんは、映画『ちはやふる』シリーズも担当。日本テレビの人のようですが、『キングダム』シリーズも手掛けるなどやり手っぽいですね。
演出は複数人体制のようで、藤田直哉さんという方がコメントを出していますが、1991年生まれということですから若手を抜擢したという事なのでしょう。他に本田大介さん、松本千晶さん、吉田和弘さん。
脚本は、小泉さんが主宰する「ライターズルーム・モノガタリラボ」から、小坂志宝さん、本田大介さん、松本千晶さん。それに『飯を喰らひて華と告ぐ』の金子鈴幸さんが加わります。
現在放送中のTBS日曜劇場『御上先生』でも、生徒役の次世代のスターたちが大活躍していますが、どんな俳優陣が選ばれるているのか気になるところですし、楽しみです。
なお、原作漫画の続編『ちはやふる plus きみがため』が、『BE・LOVE』で連載中です。千早たちが卒業した後の瑞沢高校かるた部が舞台。主人公は1年生の長良凛月という男子ですが、後にかるた部に参加することになる秋野の名前が千隼(ちはや)。読みたくなったでしょ!?