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見逃せない!2024年夏ドラマ「脚本家」5人

「映画は監督のもの、ドラマは脚本家のもの、舞台は俳優のもの」などといいます。新ドラマ情報が解禁されると、どうしても豪華出演者に目が向きがちですが、脚本家で作品を選ぶと、ハズレが少ないものです。

というわけで、2024年夏ドラマから、信頼度の高い脚本家5人を挙げてみます。まずは、小池栄子さんと仲野太賀さんのW主演『新宿野戦病院』の脚本を担当する宮藤官九郎さん(クドカン)。

『池袋ウエストゲートパーク』、『木更津キャッツアイ』、『タイガー&ドラゴン』、朝ドラ『あまちゃん』、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、そして『不適切にもほどがある!』など毎回傑作なのに、なぜか視聴率があまり取れないのが、ドラマ界の七不思議(嘘)。

続いては、目黒蓮さん主演の『海のはじまり』の脚本家・生方美久さん。フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞後、いきなり『silent』の単独脚本家に抜擢され、ドラマは社会現象化。次の『いちばんすきな花」も好評で、早くも名前で選ばれる脚本家の一人になりました。

桜田ひよりさん主演の『あの子の子ども』の蛭田直美さんも注目したい一人。単独脚本の『しずかちゃんとパパ』ではATP賞テレビグランプリほか、ドラマ版『舟を編む』では2024年度4月度ギャラクシー賞を受賞。3話分を担当した『これは経費で落ちません!』も傑作でした。

韓国ドラマのリメイクではありますが、松下奈緒さん主演の『スカイキャッスル』を担当する橋本裕志さんも実績ある大ベテラン。古くは『ショムニ』シリーズやドラマ版『WATER BOYS』シリーズ。近年では、『映画 ビリギャル』や日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』など。

最後は小芝風花さん主演の『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』を、佐藤友治さんと共に執筆する八津弘幸さん。『半沢直樹』や『下町ロケット』などTBS日曜劇場で大ヒット作を連発。朝ドラ『おちょやん』も担当し、2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも起用されています。

脚本家はプロ野球選手と同じで、10割バッターとか20勝0敗ピッチャーなどはほぼありえず、3割バッターや10勝5敗投手なら一流というのが持論。井上由美子さんや森下佳子さんなど、まず外さない人は非常に稀、というか化物。とはいえ、上記5人もかなり高い打率・勝率なので、期待しています。


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