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ドラマ日記『35歳の少女』(最終回)

25年後に目を覚ました10歳の少女の物語『35歳の少女』最終回。夢オチ&バッドエンドは避けられました。

母・多恵(鈴木保奈美さん)が亡くなり、実家で二人で暮らすことになった望美(柴咲コウさん)と愛美(橋本愛さん)。一方、結人(坂口健太郎さん)はいじめを受けていた生徒宅を訪ねた翌日、退職覚悟で“最後の授業”に臨み…というストーリー。

最後まで油断できない遊川和彦さんの脚本だけに、バッドエンドや夢オチを警戒しましたが、全ての登場人物が前向き&上手くいくハッピーエンド。第8話ぐらいから、大きく方針転換したのかな。

見どころはやっぱり最後まで愛美。デザインコンクールに応募した絵が、「35歳の少女」という姉の絵だったという鉛筆絵回収と、不幸続きでやさぐれた林田(大友花恋さん)と再会し、「今度飲みに行こうか あんたとは馬が合う様な気がするから」といったくだり。

暴力もふるう引きこもりだった達也(竜星涼さん)がハウスメーカーに就職し、進次(田中哲司さん)が一級建築士を目指し、それを支える加奈(富田靖子さん)という出来過ぎ展開。

「ドラマっぽくないドラマを目指そう」「生ぬるいドラマって面白くないでしょ。健康的なドラマを観せられてもウソっぽい」「日本のドラマはサービスが過剰だと思う」「いい役者を集めて作れば、余計な演出をつけなくても物語に没頭できる」と当初語っていましたが、さてどうだったか。

作品としてはあれですが、俳優陣の熱演は素晴らしかったと思います。特に、橋本愛さんの評価は一層高まったんじゃないかな。主演ドラマも期待してます。


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