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演劇で食える、ということ

ラジオ番組『赤江珠緒たまむすび』月曜日のワンコーナー「竹山、ガムテープ買ってきて」は、リスナーのある依頼に、番組及びリスナー仲間が助け合って解決するというもの。

6月の依頼の一つが「昔、観劇して感動したアマチュア劇団の芝居タイトルと劇団名が思い出せない」というものでした。様々な情報が寄せられる中、最終的にその芝居を書いた人に辿り着き、ゲスト出演。その中で、その方が「芝居で食えることはなかなか難しい」というお話がありました。

バイトしながら芝居を続けるという話はよく聞きます。例えば、今はトップ俳優の堤真一さんも、二十代はバイト生活で、2万5千円の風呂なし共同トイレのアパートに8年間も住んでいたそうです。本格ブレイクするのは、36歳時に出演した『やまとなでしこ』でした。

自分自身は演劇を作る側に回ったことはありませんが(学芸会除く)、周囲に演劇に割と近い人たちが何人かいました。一人は自分の姉。某大学の演劇学科出身ですが、性に合わなかったようで、アマチュア劇団と距離を置いていました。

二人目は大学のクラスメートだったKくん。学内演劇サークルに入っていて、新しい作品が上演されるごとに観に行っていました。自分たちの目からは芸達者に見えるKくんでしたが、役者の道は諦めたのか、福岡に来た際には芸能人のマネージャーをやっていると言っていました。

昔の同僚にもアマチュア劇団で活動する女性がいました。仕事もできる人でしたが、劇団が上演中はきっちり有休をとって、二足の草鞋を使いこなしていました。何度か観に行きましたが、なかなか本格的でした。

演劇(だけ)で食える、って大変なんでしょうね。




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