テストはただの通過点。5年算数「直方体の体積」
『厚さ1cm,はば12cm,長さがとても長い木の板があります。これを自由に切って、1L測れるマスを作るには、最短で何cm必要ですか?』
テストや問題では、与えられた立体の容積を求めるものが一般的です。だから『悪問』では、実際に作ってもらいましょう!!(笑)
問題のキーになるのが、立体の底ですね。12cm×12cmの底板を作り、この底板に立てるように4枚の壁を立てていきたいのですが...
はい、合いません。
12cmのはばなので、1枚目を立ててしまうと、あとの板は12cmのはばではおさまらず、11cmに削らないといけません。
よって、実は1cmずつ底からはみ出すように立てる、少しいびつな立体を作らないといけないのです!!
「先生、簡単やん。12×12と12×11が4枚で、合わせて56cm」という誤答が頻出すると思いますので、「実際にそれを組み立てたらどうなる?」と聞いてあげて下さい。うまく板がはまらないことに気付けたら、大したものです!!
ちなみに正解は、12×12が1枚、12×10が4枚の、合わせて52cm分です。
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