資質がない人
昔から、よく「賢い人」に言われる。
でも頭も芸術もスポーツも、人より良いことが見えない。
いい曲が作れない、いい絵が描けない…
小学時代の僕はサッカー部の一員だった、水泳も習った。こんな元気な僕はどんなに練習しても資質持ってるより下手なんだ。200メートル競走は8位以降、ソフトボール投げも4位だった。
絵描くは上手くないから目覚めたら寝るまで絵描くが練習した。
点が低いから死ぬ気で勉強した。手が痛くなっても諦めなかった。
ピアノが上手くないからピアノを練習した。指も手首も痛くなっても練習を続けた。ミスしたらやり直した。泣いても続けた。
頑張ったのに、まだ、全然足りない。挫折感ばかり。
もう疲れた。
自暴自棄になった。どんなに頑張っても足りないからもう頑張らないよ。でも分かる、こんな生きるのは駄目だ。
運動したら吐き気は酷い。教科書を見たら涙が止まらない。
実はこんな自分が大嫌い。それでも何も変わらない。