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焼き芋やけた

明日は家でぐうたらするぞ。と決めていた。
決めていたのだが、朝になって予定変更。
「焼き芋たべたい」よし、焼き芋しよう。
母に電話。「焼き芋したいのやけど」
用事もあり、忙しそうな母であったが、孫が来るということはうれしかったのだろう。「じぃ(父)に言ってみるね」と返事。
よし、そうと決まれば行動は早い。準備をして車で10分で到着。

父はすでに庭で準備を始めていた。私は芋を持参。
焚火をしながら平たい鍋に石を敷いてその上に芋をのせる。
父も娘もはりきって焚火に小枝を差し込んだりして楽しそう。
芋が焼けるまでの間、熱いお茶をすすりながらどうってことない話をする。
父もうれしくなり、昼間っから陽気にハイボール飲んでた。
孫が来るとうれしくて調子にのる父である。

芋が焼けた。あっつ!!!ホカホカのオレンジ色に近い濃い黄色のお芋。
「あちぃ!うまっ!!さいこぉ~!!!」
ほふほふしながら、焚火を囲む似たような笑顔。
思い付きでちょっくら来て楽しめるリゾート地。実家。
しばらく、芋をみんなで頬張り次はバーベキューだね。なんて次回の予定を話す。

ここ最近、あぁ私は庶民として産まれこうしてごく平凡な日常に幸せを感じることができて本当によかったと思うのであった。
家族とのふれあう時間、思い出がまた一つ刻まれる。

今は元気な父と母もいずれは年老いてしまうのだ。
父と母が元気なうちにいろいろな思い出を作りたいと思う。



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