猫っかわいがりされた犬(#144)
「猫っかわいがりする」というが「犬っかわいがりする」とはいわない。ネットで調べると、そのことについて、いろんな人がいろんなことを言っているが、まずは、定義。コトバンクではこう言っている。
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ねこ‐かわいがり‥【猫可愛】
〘 名詞 〙 猫をかわいがるように甘やかしてかわいがること。むやみやたらにかわいがること。ねこっかわいがり。
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独身時代、私は自分だけの初めてのペットとして黒猫を飼った。子猫の時から18年飼っていた。でも、猫っかわいがりしたという自覚はない。ハーネスつけて車に乗せてあちこち連れて行った。トレーニングをした。ピンポンボールを投げると走って取りに行った。そのゲームが大好きな猫だった。じゃあ、犬のような猫だったかというと、違う。
一時期一軒家のひと部屋を借りて、黒猫と一緒に住んでいた。その家で飼われていたトラ猫の方が犬みたいだった。チャイチャイと呼ばれていた。本当に愛想の良い、みんなに好かれる猫だった。でも、誰もチャイチャイを猫っかわいがりなどしなかった。
逆に、猫っかわいがりされている犬はたくさん見てきた。大抵は小さい犬で、赤ちゃん言葉で話しかけられていた。悪趣味な服を着せられてる時もあった。
あんなにベタベタ可愛がられているのに、なんで「犬っかわいがり」という言葉がないんだろう。そんな言葉を使った日にゃあ、もう「逃げ場のない」ベタベタ愛でワガママになった可哀想な犬が出来上がるからなんだろうか。
午後5時になっても、何を書こうか決められないときは、こういうどうでもいいことを書くことになる。あなたは猫っかわいがりしたことある?お孫さんには甘いのかな〜。あなたの想像力が私の武器。今日も読んでくれてありがとう。