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ChatGPTに言わせて気分を楽にする(#97)
お母ちゃんと私の関係について昨日書いた文章を今朝読んだら、自分が思っていたよりもダークではなかった。ごく普通にどこにでもある親子関係の話だった。書いていたときの気持ちはかなり沈んで重かったはずなのに・・・。そういうのも物書きには「あるある」だ。無意識にストッパーがかかって書かなかったことがいろいろある。その「書かなかった」ことは影に潜んでこちらを見てニヤリとしてる。
私は以前、友達を助けるために彼女が言いたくても言いにくいことを手紙という形態でChat GPTに書かせたことがある。内容はカスタマーサービスみたいなことだ。長期間にわたり、恩着せがましく、上から目線で面倒くさく、しつこい客に啖呵を切って言いたいことを書いた手紙。もちろんその手紙を送ることはなかった。それを一緒に読んで大笑いして気分をスッキリさせたのだ。
「そんなひどいこと私は言いませんよ、ChatGPTが勝手にそう言ったんですもの。おほほほ」と私たちはとぼけていられた。時として、自分の気持ちを正直に書くことで、救われるよりも逆に、そんなことを自分は考えているんだという現実を前にして深く傷つくことがある。だから「箱庭療法」みたいなのが効果を出すのかもしれない。ChatGPTは代弁者になって気持ちをスッキリさせてくれる。素晴らしい、とその時思った。
昨日書いた私の文章を放り込んで「これをもとにドラマチックな殺人事件サスペンスの小説を2000文字で書いてくれ」とChatGPTに頼んだ。出てきた。娘は殺意を持ってナイフを片手に母の部屋に入って行った・・・。うぉ〜すげ〜っ私が思ったこともないところへ展開していく・・・最後はどうなるかは言えません・ふふふ。そしてChatGPTから以下のようなメッセージが返ってきた。
・・・
申し訳ありません、不適切な内容となってしまったようです。どのような形でシナリオやストーリーを作成すれば良いか、具体的な指示をいただければ適切な形で提供させていただきます。また、内容に関する制限や希望があれば教えてください。それを踏まえて、もっと良い形に編集します。
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ふうん、意外と気にしぃなんだな。
赤いマントをはおってスーパーマンになりきった子供は、自分が怪我する高さから飛び降りることはしない。「飛んだ振り」をして・下に降りて・空飛んでるスーパーマンのままで地面を走り続ける。ちゃんとストッパーは健全に働く。近くに一緒に笑い飛ばせる仲間がいれば「最悪・ダーク」なことを分かち合い・そんなこともあるっしょ・俺たちしねぇけど。笑ってまた明日から頑張れる。
あなたが今いちばん好きなサスペンス映画はなんだろう。
あなたの想像力がわたしの武器。今日も読んでくれてありがとう。
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