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コーヒーの一枚 64

オススメされたら行ってみたい

そう思うショップやカフェがずっと頭の中のファイルにある。それはもう膨大な量になっており、「〇〇(地名)へ行ったら、絶対行くぞ!」と勝手に心の中で誓っておいて、いざ行ったら時間切れで行けなかったり、最悪の場合、頭の中からすぅっと抜けていて、あの誓いはどこ行ったと?という日常を繰り返している。

そんな日常の中で、頭のファイルと心の誓いと私の行動が一致する瞬間もあるわけであって、この日も車を目的地へと走らせて、用事を終えた後に、せっかくここまで来たからと、ある店を思い出して、そちらへ車を走らせた。

大通りから電車の駅がある方へと向かう。交通量も人通りも多い駅前を通りすぎて、大型スーパーの駐車場に車を停める。あとで夕食の買い物をするとして、その前にオススメされたカフェへと向かう。
地元の商店街の店が並ぶ道を歩きながら、予習した地図を頭の中に思い浮かべる。方向的にはこっちだよな・・・。

だがしかし。

いっこうにカフェらしき店が見つからない。なんで?絶対この区画にあるはずなのに、あ、商店街が終わって県道に出てしまった。おかしいな?っていうか、電車が高架になってから、この辺の地理がだいぶ変わったせいか?いや、カフェのある場所は、それは関係ないはずだけどね。

そう思いながら、スマホを取り出して地図を確認する。近くにはいるはずなんだけどなぁ・・・ん?これは、通り過ぎてるっぽい。おー、私としたことが見逃してしまったとは・・・まあ、道を丁寧に戻ってみよう。

道を戻る。戻る戻る。道路の両側に建っている建物をよーく見ながら、戻る。あ!あの角のガラス多めの店舗かしら?そう思いながら近づいていった。ここだ!やっと見つけた!

『BASKING COFFEE kasugabaru』

バスキングコーヒーさんです。福岡市のお隣の大野城市おおのじょうしというところにある小さなカフェで、おもに豆販売とテイクアウトが多いのかしら?といった第一印象である。店内は10人ほどお客さんが入ったらいっぱいになるような感じだ。でも、店内のこだわりの椅子やテーブルを見ると、やっぱり店内でコーヒー時間を堪能したくなる。

メニューを見ると、「French Press」の文字が。なかなか出会うことがないフレンチプレス。フレンチプレスはコーヒーをより濃く深く感じることができるという、そんな個人的なイメージを持っている。よし。久しぶりにフレンチプレスで飲もう。そして、豆は直接農園に買い付けに行っているというコスタリカにした。

窓際の半円形のベンチは親子連れがいたので、私は店の奥の小さなテーブルがある席に座った。
フレンチプレスで最後に飲んだのはいつだろう?確実に1年以上は過ぎてる気がする。確か、あの時はドリップとフレンチプレス、どちらがいいですか?と聞かれて、あまり飲む機会がないフレンチプレスを選んだ記憶がある。

撮った!

そんな過去の事をぼーっと思い出していたら、コーヒーが到着した。1杯のコーヒーに、ミニサーバーがついてきた。もうこれだけでテンションが上がる。そのワクワクしたテンションで、コーヒーを一口飲んだ。

酸味はそんなに感じない。すーっと飲みやすい。フレンチプレスで気になる粉っぽさはない。滑らかに喉に入っていく。美味しい。いくらでも飲めそうだ。スイーツにも合うと思うが、食事にも合いそうな、そんなオールマイティな感じがするぐらい、とにかくすーっと飲めるのだ。

そっか。フレンチプレスも、飲む機会をもっと増やしてみようかな。しかし、どこで飲めるかな?まあ、それは追々探すとして、サーバー分まですいすいと堪能した。冷めてもフルーティーな甘さが残る感じがした。

帰り際に店員さんと話していたら、
「家にある道具でもフレンチプレスを楽しめますよ」
と教えていただいた。なんと!家でフレンチプレスを楽しめるとは!それはいつかやってみよう!

いつもと少し違ったコーヒー時間を堪能しました!
ぜひお店を目がけて行かれてみてください!



今回お伺いしたお店はこちら!

BASKING COFFEE kasugabaru

お店は、西鉄春日原駅から歩いて3分と駅近です。
そして、店主さんはコーヒー文化がぎゅっと詰め込まれた雑誌『STANDART』の日本語版ディレクターも務めていらっしゃいます(^^)
お近くに来た際はぜひ!!!







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