クリームシチューの一枚
ただいま〜!
11月に入って、朝晩の寒さがじっと身にしみる日が増えてきた。冷え性の私は、ストールを首に巻いて、ジャンパーを羽織り、朝晩の通勤時の冷えをしのいでいる。
帰ってきたら、玄関でジャンパーを脱いで、マスクを外して、手洗い、うがい。あ、今日は、リビングから、いい匂いがしてきてる。
「おかえりなさいませ。今日はシチューを作らせていただきました」
「わーい!やったー!今日寒かったから、あったかいのが食べたかったんよね~」
わが家には「働かざる者食うべからず 食った者働くべし」というルールがあるので、早く家に帰ってきた方が晩ごはんを作る。そして、食べた人が皿洗い。平日はだいたい旦那が作ることが多い。
あ~、いい匂い~♪
シチューは、旦那の得意料理の一つである。旦那が作るシチューには、握りこぶしぐらいのジャガイモ、たくさんの玉ねぎ、そして、肉はその時冷蔵庫にある肉が入るが、だいたい鶏肉か豚の小間切れ肉。私としては、人参も欲しいところだが、人参は作り手が苦手なので、入らない。
そして、シチューのルーは市販のものを入れるのだが、旦那はブレンド型。固形のルーと顆粒のルーを絶妙な加減で鍋に入れていくのだ。私には、そのブレンドの割合が分からない。
「それって、何対何??」
「んー・・・てきとー。」
・・・答えになっとらんやん。まあ、おいしければ、いいらしい。うんうん。作ってもらえるだけで、感謝よ。
では、いただきま~す!
撮った!
寒さと空腹に耐えられなくて、シチューに手をつけた私。ひと口ふた口とシチューを食べる。美味しい~。このルーのとろみ加減、これがまた、いい感じだ。
このシチューは、ジャガイモとタマネギしか野菜が入っていないので、完全に「白」である。色どりは全然気にしてない。とにかく、自分の好きな具材で自分の好みのとろみと味になればそれでいいらしい。なので、旦那の料理は旦那のわがまま色が強く出ている。
ちなみに。旦那の料理のルーツは、昔ボーイスカウトで鍛えられたキャンプ飯だ。今どきのキャンプ飯は、実に様々なレパートリーがあって、キャンプ飯の本もたくさん出ているが、旦那の時代は、キャンプといえばカレー。そして旦那の好みでたまにシチューを作っていたらしい。ああ、寄せ鍋も・・・って、切って煮込んで終わりの料理ばっかりやん。
「ごちそうさまでした!美味しかった~!」
「いえいえ~。・・・あ。明日は肉じゃが作ります。ジャガイモとタマネギがまだまだあるし・・・」
はい、ありがたく、いただきます~♪