子どもが進んで片付けをしてくれる方法 3
こんにちは(*‘∀‘) KAKOせんせーです!
今日は子どもが進んで片付けをしてくれる方法第3弾です!
『片付ける場所編』『気持ちづくり編』に続き、
今回は『片付け方編』です。
ネーミングセンスの無さは気にしないで下さい(´;ω;`)
ではやっと片付けようという気持ちになった子どもが最後まで片付けきるにはどうしたら良いのか。
保育現場で実際に行ってきたことも含めてお伝えしたいと思います。
1.子どもが小さければ小さいほど大人が一緒に片付けをしてあげましょう
ここで大事なのは『一緒に』片付けること。
実は意外に難しいことなのです。
保育士や専門の方が言っている『一緒に』は子どもと散らかっているものを玩具箱にしまい、部屋を綺麗にすることではありません。
やっている姿はそうなのですが大人は大人、子どもは子どもでバラバラに片付けていてはせっかく同じ時間を共有しているのにもったいないです。
ここでいう『一緒に』は片付け方を教えながら綺麗になった気持ち良さを共感するという意味が含まれています。
その意味を私なりにまとめてみました。
(※年齢はあくまで目安です。)
♦1~2歳
子どもの横、もしくは前(子どもの視野の中)に座り玩具を玩具箱に片付ける姿を見せ「ナイナイしようね」「片付けようね」など言葉を掛けながら片付ける。
リズミカルに「ナーイナイ♪ナーイナイ♪」など大人の楽しそうな声は子どもが惹きつけられます。
始めは片付ける体験をさせてあげましょう。
大人が玩具を拾って子どもに手渡し、落とすだけで玩具箱に入るような流れを作ってあげると楽しんで片付けが出来ると思います。
もちろん集中している時間はとても少ないのでほとんど大人が片付けるようになると思いますが小さい頃からの積み重ねがとても大切になってきます。
片づけ終わり、部屋が綺麗になったらニコニコの笑顔で拍手をしながら「上手にできたね。綺麗になって気持ちがいいね」と褒めてあげましょう。
言葉をしっかりと理解できない年齢ではありますが子どもは褒められていると感じ取ることが出来ます。
大好きな人が笑顔だったら誰でも嬉しいですからね♪
♦2~3歳
片付けのやり方が分かってくる年齢ですね。
この年齢で大切なのは楽しさ!
ゲーム性を持ったものを一緒に行うと頑張れる子どもが多いので
『お片付け競争』は最強です。
速さ勝負や数勝負など様々なやり方がありますが子どもが勝てるように配慮してあげましょう。
自信がついてきたころに大人が本気を出して僅差で勝つのも良いと思います。
次は負けないぞという気持ちが芽生えるのか諦めてしまうのか…
難しいですが信頼関係のできている大人と子どもであれば大丈夫だと思います。
終わったら必ず褒め、悔しがる姿を見せたり次も勝負しようと約束してみたりすると子どもなりに作戦を考え始めます。
それはズルではありませんので指摘するのはやめましょう。
子どもなりの精一杯の工夫です♪
♦4歳以上
片付けの習慣が付き、子どもから進んで片付けが出来るようになってきます。
まだ片付けの習慣がついてない、これから試してみようと思っている方は一つ前に戻って少しずつ段階を踏んで挑戦してみましょう。
この頃の年齢になってくると物を大切にすることが出来始めます。
ガチャガチャに片付けていたものを綺麗に並べて片付けたり、種類を気にして分けたりとこだわりが出てくる子どももいます。
綺麗にするのはとても良いことです。
しかしまた片付けの時間が長引いてしまう原因となり、悪いことではないので指摘しづらく困ってしまいますよね。
最終的に片付ける時に散らかり過ぎているから時間が掛かるのです。
子どもは様々なものに興味を持ち次から次へと出して来たり、遊ぶものを変えたりしますよね。
出来るだけ遊びをやめたタイミングで一度片付けるように習慣付けることが大切です。
そんなことを言っても常にタイミングを見ているのは現実的に無理ですよね。
気づいた時で十分です!
親「たくさん出したね。何して遊んでるの?」
子「保育園ごっこ!!」
親「(不必要そうなものを指して)これは今使っているの?」
子「これからお散歩の時間だから使うよ」(必要であれば答えがあります)
子「今は使ってない」(使っていなければ明確な答えが返ってこない)
親「(園児役のぬいぐるみなど出していれば)保育園が散らかっていたらこの子達が危ないから一回綺麗にしてあげましょう。○○先生!」
子「わかった!」
など子どもがどんな世界で遊んでいるのか確認し、その世界を邪魔しないように声を掛けて一緒に片付けてあげましょう。
戦いごっこをしている時も「○○ヒーロー悪者は倒せましたか?こっちにも悪者を見つけました。玩具箱に閉じ込めてしまいましょう」など恥ずかしい方もいるかもしれませんが役者になって声を掛けてみましょう。
ノリノリで片付けてくれるかもしれません(^^)
2.まとめ
・子どもの年齢が低いほど大人が一緒に片付けをしてあげましょう!
・『一緒に片付ける』というのは片付け方を教えながら綺麗になった気持ち良さを共感すること。
・1~2歳頃は大人が片付ける姿を見せ、片付ける体験をする。大人が楽しそうに片付けることが大切で「ナイナイしようね」と片付ける意味の言葉を伝えていく。
・2~3歳頃は片付け競争などゲーム性のあるもので楽しんで片付けられる工夫が必要。
・4歳以上は物を大切にすることや片付けた後の気持ち良さを言葉にして伝えていく。子どもが遊んでいる世界観を壊さないように声を掛け、片付けてから次の遊びに移れるような習慣を付ける。
・年齢はあくまで参考なので子どものペースに合わせて段階を進めたり戻したりして自信がつくように配慮する。
・片付けが出来た時はスキンシップを取りながら褒める。
3.おわりに
今回は第3弾まで出る長編となってしまいましたがこんなことを考えて保育士や幼稚園教諭は取り組んでいることを知って頂きたいのと初めての子育て・育児に悩んでいる方の助けとなれるよう私なりに詳しく書かせていただきました。
この内容を全てやるのはプロの仕事です。
家庭では出来るところから少しずつ子どものペースに合わせて挑戦していただきたいと思います。
より詳しく聞きたいことや分からない点はコメントをして頂けると答えやすいので助かります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
挑戦していただけた方は子ども達がどのような様子だったかコメントして頂けると他の読者の方にも参考となりますのでご協力お願い致します。
いつもスキ♡を押してくださる方ありがとうございます(n*´ω`*n)
押していただけると励みになりますのでこれからもよろしくお願いします。