『愛する』をお勧めせねばなりますまい
ティク・ナット・ハンの『愛する』(河出書房新社刊)という本を読んでいます。
実はそもそもはAmazonに他の本を探しに行ったのですが、オススメコーナーに出ていたこちらのハン師の本の吸引力がものすごく、即時に『愛する』をKindleしたのでした(注:Kindleする、とはKindleにて電子書籍購入をして読むまでの一連の流れの極私的総称です。類例/Amazonする)。
瞬時に我がiPhoneのなかにやってきたこの『愛する』は、もしかしたら当面わたしにとって聖典のような扱いになるかもしれません。コーランのように暗唱できるほどになるといいな、とまで考えています(因みにわたしはコーランを何ひとつ暗唱できませんが)。
そのくらい、生きるにおける基盤となってくれそうな優しさとパワーに溢れた本なのです。ほら、生きるってつまり愛することとは切り離せないでしょう?
平易だけれど、これ以上でもこれ以下でもないくらいの真理を確信させてくれる語り口。
シンプルであることのギフトは受けとる側のそれぞれの今がどのようなものであれ、そこに自分が必要としているものを見出すことが出来るということではないでしょうか。
この本を読んでいるとこころを鎮める、平安さを心がけるということの意味するところが自然と見えてきます。
そして愛するときにまず自分に愛を満たしてから、という原理がなぜそうなのか、ということも見えてきます。
愛するということの対象が特定の誰かだけに終わるものでもないことも、拡がりのイメージとともに伝わってきます。
多少の激しさをもってある時スパークするのが恋だとしたら、それを種としてやがてその人の人生において周りも憩わせるほどの大樹を繁らせるのが愛することなのでしょうか。そんなことをふんわかとおそれなく思い描けてしまえるような愛への信頼に満ちた本です。
愛に関する書籍を読み漁ってはいるのですが、なんだ、わたしにはこれで充分であったよ…!と拍子抜けしてしまうような、そしてこの本に出会えた運の良さを祝福したくなるような只今です。
うっかりこの記事を読んだあなたも良ければAmazonないしKindleないし本屋さんへGoしてお手に取られてみては。