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日記:星に触れる しんのおんなのゲーム
死ぬには良い日だ!(スターシップ地方のあいさつ)
寒くなってきましたね。まだ半袖でいける!まだ半袖でいける!と気合で押し通してきましたがそろそろタンスの中身を入れ替えようと思うようになりました。ぼちぼちやっています。今日も適当にまとまりもなく近頃の日記を書きます。
Star Fetchersをやっている
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前からやりてーやりてーと言いながらバグかなんかで起動しないもんで遊べていなかったスターフェッチャーズをやっと遊べました。予想通りサイコーのゲームですね。
不景気極まりなく光化学スモッグと汚い雨にまみれたしみったれた街。小売店の下っ端店員をやりながら日々にウンザリしているサンヤティは、突如命の危機に瀕したことをきっかけにこれまでの人生を捨て、破天荒な女ザンベジの率いる"Thornz"なるギャングスタチームに加入。なんやかんやでストリートギャングのピラミッドを駆け上がることに…といったストーリー。
明日もわからないバッド・アスたちの生きるか死ぬか、きけんなMEXICOの風を感じる……!
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とにかくま~~~~~このザンベジという女がハジケまくってて良い!おめータイラー・ダーデンかよと思ったら作中でも言われててバカウケしましたね。
この画像はサンヤティが店に押し入った強盗に脅され、それを見かねたザンベジが「ここで臆病者として死ぬか、こいつらをぶち殺して自分とともに無頼漢の道で生きるか」と頬を引っ叩くシーン。口から出てくる一言一言がボーボーに燃えてる野望の塊みたいなバトルジャンキーで血管にガソリンでも流れてんのかってくらい激アツ。パワーちゃんとデンジの頭おかしいところをミキサーにかけたような言動がたまりませんね。
主人公のサンヤティも振り回されるわりにはコロシの才能がビンビンに漲ってて、温和な本人の性格に反して刃向かったものを片っ端から挽き肉にしていくのが面白い。そんだけ戦闘能力にステータス振ってたらそりゃ接客業向いてねえよ。
ザンベジとサンヤティもさることながらロールシャッハみたいなこと言ってる警官とか話がクソ長いアンドロイドの失業者とかNPCにも遊び心あっていいです。
作者がHotline MiamiやKatana ZeroとかLISAシリーズから影響を受けたらしく、道理でねぇ!って感じの手触りです。
時間停滞やキックを駆使しつつマウス操作で剣を突き出し、一撃喰らえば終わり!一撃お見舞いすれば敵が終わり!のわかりやすいシステム。若干コミカルな動きで剣をシャカシャカ振ってワンカー野郎を斬り捨てていく独特な爽快感があります。
いまのところこのStar Fetchersというゲームは本編部分がチャプター1、最初の最初だけ作られているのですが、今年の夏に有料DLCでまったくゲーム性が違う短編ボクシングゲーが追加されました。このやりたい放題感もインディーズならではでいいですね。
パイロット版の第一章本編でThornzのふたりがそこらへんのギャングをぶっ殺しまくって根城を奪ったものの、実はそいつらがアガリを収めていた上部組織"Pork Belly"が乱暴狼藉にブチギレてザンベジとサンヤティのガラを掻っ攫う……というあまりにも自業自得きわまる 荒唐無稽な導入から始まる短編です。たむろする場所欲しさにカチコミかけて40人強のゴロツキを鏖殺したりしてはいけないんだなぁという教訓が得られますね。
おうおう!ウチのモンを派手に殺ってくれよって!あいつらのツケどないしてくれんねん!!こうなったからにはお前らの体で払えや!!というわけで地下闘技場に送られます。
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新キャラのNevadaちゃんのキャッチーさもさることながら新規イラストやアニメーションも追加されてて楽しいです。注射が嫌すぎて暴れるザンベジととばっちりで腕掴まれてるサンヤティで一週間くらい笑えそう。
Nevadaちゃんはコスプレ好きでいろんなカッコして出てきたり話好きでザンベジに雑談を振ってきたりと意外とカワイイところがあっていいですね。まあ役立たずには焼き印入れて奴隷身分に落としたりキチッと型に嵌めてくる一流のヤクザもんなので、う〜ん……トータルで若干かわいくないが勝つかな……
現在、パイロット版の翻訳を担当してくれていた方がDLCでも作業を進めてくれている途中とのことでまだ日本語は実装されていませんが、英語越しにたっぷりと世界観が伝わってきます。
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スマホのOCR機能を使ってなんとか読んだけどNevadaちゃんは口語や省略形が多い喋り方なのでかなり強い個性が感じられますね。y'allとかの言い回しするし南部訛りってことなんかな?牧場主風の見た目もそうっぽいですしね。
訛りからするともちろん田舎っぺとも言えるのですが、一般にアメリカ南部は貧困とか治安悪いステレオタイプがあることを踏まえるとNevadaちゃんも可憐なナリしてスラムから這い上がってきたガチのワルっぽい気配があります。
しかしStar Fetchersはすごいですね。ザンベジといいNevadaといい簡素なデザインであまり手が込んでいないにもかかわらずしっかりキャラ立ちしていて、「ドイツもコイツもなんかガラ悪そうだな~!」と思わせてきます。
Pork Bellyでザンベジが相手取って鉄拳を振るうことになる敵も変なやつばっかりでキャラデザのセンスがすごいです。
あとはセンスと言えば音楽のセンスもヤバいね!Bandcampでパイロット版やPork Bellyの収録曲を買えます。
Hotline MiamiやKatana Zeroといえば最高の楽曲。それをリスペクトする本作もまた然り。ストリートの息遣い感じる荒々しいサンプルベースがたまらんすね。
とくにパイロット版は無料で聴けるのでおすすめです。
起動バグについて
ついでにですが自分の出くわした起動バグについて書いときます。こまけえ話なんで「ナードくんの御託なんざキョーミねえぜ」って人はここは読み飛ばしてもらって良いんですけど、もともとパイロット版のゲームの実行ファイルが.net framework 4.5とか使ってて古いwindows向けで、最近のwindowsと相性が悪かったようなんすよね。winVistaとか向けの環境…?たぶんそのせいで起動しなかったんちゃうかなと。そこらへんの対策としてさいきん作者が独自エンジンをイチから組んでリメイクした(!?)らしくて、そのリメイク版のデータがDLCのPork Bellyに入ってるんじゃね?と思ったらビンゴでした。
おれと同じようにパイロット版だけ試しに遊んでみようとして起動しない現象に悩まされてる人はいちかばちかPork Belly買ってみると動くかもしれませんね。自己責任となりますが…まあ最悪返金すればいいしね…。どっかの誰かの参考になればいいかなと思って書き残しときます。
っちゅうわけでイバラのように尖りに尖ったゲーム、Star Fetchersの話でした。あまりに良すぎてだいぶ長く書いてしまった。オイラはこういう血なまぐさい暴力と友情と絆のお話がダイスキ!中身おっさんだろみたいな激シブの女女が男性ホモソーシャルみたいなやり取りしてんのも好き!!!
先述のバグやPCとの相性問題はありますが、好きな人には刺さるゲームですね。しんのおんなたちが、クソッタレな人生に中指を立て暴力をするGAME・・・・。イチオシです。
スターシップで命を投げ捨てている
アーリーアクセスでちょっと遊んでからHELLDIVERSに行ったりフラフラしながら積んでたスターシップ・トゥルーパーズが正式版リリースされてました。PS5とかでも出たみたいでクロスプレイもできる。
このゲームは元ネタの映画よろしく、アラクニド・バグの押し寄せる異星の地で任務をこなす16人チームのCOOP FPS。ひとつの任務(ワンゲーム)の中に防衛要塞を建設して耐えるパートや増援無しで脱出するパートなどが含まれメリハリが効いており、単純ながら刺激的です。
若干大味なところも魅力で、なんせ16人もいるし最初から死んで上等の設計なのでなんぼかデスしたところでそこまで責任を問われもしない、多少プレイヤーがガバガバでもまあ進行できる、という懐の深さもあります。
以前は3職だった兵科システムが整備され、6つに分かれてそれぞれの役割がハッキリしましたね。何でも出来すぎていたエンジは設備設置と回復の2職になっていい感じです。
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あとワトキンス・トリガーがあまりにも面白すぎた。
デモリッシャーという爆発物を扱う役割があるのですが、こいつのパッシブスキルに「死亡時に自爆することで復活チケットを消費しない」という狂った効果が付いてます。えっ何それは……
こんな頭おかしいスキルなのですがガチで有用度が高く、真顔で装備している人が多いのが思わず笑ってしまいますね。任務の内容にもよりますが20人~40人デスすると復活チケットがなくなって任務失敗になってしまうので、死んでも問題ないデモリッシャーが人間爆弾になって危険地域に突っ込んだりリスクが高いタスクを進めることで安全に進行でき、高難易度でもゲームの攻略が安定する鉄板戦術あつかいされているのですね。命は投げ捨てるもの……
より一層おもしろくなって人口も増えたのでやってて楽しいです。ただ正式リリースでの6500円はちょっと高いな…!と思うので、もし買うんだったらセールで買うことをおすすめしたいところですね。
SULFURで怪しいスープを啜る
SULFUR買いました。
北欧風のユーモラスなキャラデザに反してゴリッゴリのローグライク・エクストラクションFPS。ランダムに生成されたマップで銃とかキノコとかスリッパとかを拾いながら駆使して先へ先へと進むゲームです。
このゲームのおもろいところは「途中で帰れる」ところにあります。拠点に帰還できるアミュレットを標準装備していて、各階層のなかばまで進めるとエネルギーをチャージでき撤収することができるんですね。オッ!いい銃出たやんけ!と思ったらそれを確保して一旦帰るとか蓄えておくといったことも可能というわけです。
この特徴によって既存のImmortal Redneckとかともまた違うローグライクFPSに仕上がってます。ランダム生成なのでタルコフとも違うし……強いて言うならZero Sievertあたりが近いかなぁ…?
さて、この帰ればいいじゃんってのがまた言うのは易しってヤツで見極めが難しい。
つぎのエリアに移動したら帰るか!なんて思った矢先に犬の群れに追い回され囲んでボコられることもザラ。
銃も絶妙に使いにくくクセのあるものが揃ってますね。再装填に時間がかかるチューブマガジンのレバーアクション、マガジンそのものを引っ張ってコッキングする気の狂ったライフル、トリプルバレルの頭ドゥームマリーンみたいなショットガンなど実に使い所に困る変な銃器が続々登場。Enter the Gungeon好きな人にはハマりそう。
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ゲーム内容もゴリゴリなんですが、出てくるキャラクターの設定周りもなかなかにアクが強い。片腕がもげてるやつとかオカルティストとか元バイカーギャングのメカニックとかそんなんばっかです。まったくふんわりしていない……!!
ゲーム開始直後にわかることなんで言っちゃいますけどそもそも主人公自身もカソック着てる神職ですからね。ダメだろ……!聖職者がチャカとダンビラ振り回しちゃ……!!
ダンジョン内でゴブリンとかを片っ端から射殺したり脇差で斬り殺していったり、死体から取れた臓物や肉を鍋で煮込んで回復アイテムにしてる始末なのでボーリングのピン弾き飛ばす勢いで罪を重ねてる気がしますね。…まあええか!神の名のもとに行われる聖戦ってことにしちゃえばノーカン!(不謹慎)
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回復アイテムが基本的にドロップアイテムを鍋で調理して作るものという位置づけになってるのもオモロイですね。キノコをまとめて焼いたりダシで肉を煮込んでシチューにしたりといった処理で体力を回復するアイテムになります。
ええんかなぁ…文明がありそうな知的生命体の肉とか臓器をもいで食ったりするの。うーん、なんかよくわかんなくなってきた。考えてみたらローグライクでモンスターの肉とか食うのは普通っちゃ普通だしな……。BAROQUEでも元人間の異形の心臓焼いて食ったりとかしたし……お腹壊さなきゃなんでもええか!!
いまのところアーリーアクセスで気になるところやバグもまだあり、調理して見つけたレシピを自動記録してくれなかったりするのがちょっと不親切ですが、やる気のある開発者っぽいので今後に期待が持てそうです。
すでに話題になりつつありますが、新しいローグライトに狂いたいオタクには注目の一作でしょう。
いまのところこの辺のゲームをちびちびやっています。
モンハンワイルズのデモ版も出たので、スペック確認を兼ねてそれもやっていこうかなという感じです。
巻末特別ふろく!
Nevadaちゃんの今日から使えるイングリッシュコーナー
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We in muthafucka(ウィー イン マザファッカ)
使いたいシーン:ぜってえ今だよ!今しかねえ!と人に金借りて儲け話に全ツッパし、持ちかけてきたヤツがどっかに蒸発して連絡取れなくなったとき