息子のお受験〜発表前夜編〜
今日は合格発表前夜。
もう手の施しようのない夜に私は一体何をしでかしたか、書き留めておこう。
我が子が受験をした時、毎日が目まぐるしく変化した。1分1秒、一喜一憂。そんな中あの時の私は、その時の思いをメモするという選択をしたのだった。もう今は別の課題に直面し、この時のことなど殆ど忘れたまま、しかし得た経験値を生かしジタバタしている。母ちゃんも進歩するんだ、とつくづく思うのである。
20xx年 3月
たまたま息子のお受験が同時期だった友達から、ラインが来た。
どうしよう。頭痛いし、胃が痛い。そしてついに心臓まで痛い。。と
私もどうしようと思う。
どこも痛くない。。笑
明日、子供達の人生を揺るがす大事件が起きる。合否どちらにせよ、まずはテンパるのかなぁと予想してみたりする。
うちの息子は不合格なんだろうなぁと思いつつも、今ひとつ悲しみに打ちひしがれることもない。
なぜか?私の心の中を因数分解してみる。
ため息をついては、やっぱり心配していると気づくが、もしかしたら合格してるかも?という期待の方が大きいようだ。
不合格ならガッツリ落ち込む。と、発表前夜に思う。
何度も不合格だったことを想像してみて、励ましの言葉を考えるが思いつかない。
良い経験だった。よく頑張った。
沢山の綺麗事を並べてはみるが、合格発表の前日に母が思うことはただ一つ。
我が子の希望が通りますように、だった。ダメかもと思ってもこれしか出てこない。
受験を決意しなければ知らなかった。
親にはどうすることもできないのだ。
我が家には突然に現れた「お受験」。こやつのおかげで、家族のいろんな面が見られた。節目を迎えるたびに、我が家の子育て航路は目まぐるしく変わる。船酔い必須の子育てだ。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?