中学受験の成否は出口戦略
中学受験は成功でも、まだまだ旅の途中
我が子の場合、第一志望に合格できたので、一応は成功と言えます。
中学受験という一つの目的に対してであれば成功ですが、まだ12歳。
これからまだまだたくさんの挑戦やハードルがやってきます。
高校受験はありませんが、大学受験は6年後にやってくるし、間に英検や漢検やTOEFL®Testとか受けるかもしれない。
さらに先の未来を見たときに、仕事だったり、人生の大きな流れの中の一つにしか過ぎない、という見方を忘れてはいけないと思う。
親にはそのことはわかっているけれど、子供には未経験ゾーン。
子供にも目の前のことを一生懸命しながらも、俯瞰してみることの大切さを伝え続けないと、と思います。
成功体験という経験を
中学受験の体験談を聞いたときに、印象に残っている話があります。
「うちの子は第一志望しか行きたくないって言うから、第一志望しか受けなかった。でも、練習でもなんでも1つでも受けさせて、「合格」っていう経験をさせてあげればよかったと思ってる。”第一志望に落ちた結果、地元の公立中学に行く”のと”合格したけど、自分で選んで地元の公立に行く”のでは気持ちが全然違うと思う。」
中受の成否は、実は第二志望選びにあった
先輩ママの話からも分かるように、成否は「合格」「不合格」ではなく、その子自身がどう終えたか、が大事な気がします。
朝から晩まで長時間塾で過ごし、
友達と遊ぶ時間も少なくなって、
勉強を優先しながら過ごす2.3年間を、どう着地するか。
私は「合否」ではなく「成功体験をもって終える」ことだと思うのです。
一生懸命頑張った結果、万が一志望校に合格しなくても、自分の実力で手に入れた「合格」という結果は成功体験として、自信の一つにはなる、と思います。
「合格したけど、行かない」と自分で決められるという経験をさせる。
これは、人生で成功も失敗も経験してきた大人として、子供に作ってあげられる機会であって、子供本人には絶対考えつかないことです。
本人が受けたくない、と言うかもしれない。
もちろんこれは私の考えなので、押し付けるつもりもありません。
ただ、「練習のために受けてみようよ」って準備だけするなら出来ると思います。
外したらあかんポイントは「受かりそうな学校」をチョイスすること。
本人が余裕をもって受けられたらなおベスト。
え?お金がもったいない?
うちの子は受かるから、そんな逃げ道は用意しない!?
我が子の自信や成功体験につながるかもしれないと思って用意するか、逃げ道ととらえるかは親次第。
だって、これは12歳の中学受験に挑む12歳という年齢の子供だからできることで、高校受験とか大学受験の年齢では、もう親の力は及びません。
中学受験は親次第、みたいなことが言われますが、勉強だけじゃないのはこういうことに気を回すみたいなところじゃないかな、と思います。
幼いからこそ得られることがある
うちのオットは中学受験経験者です。
私はオール公立だったので偉そうには言えないのですが、
オットいわく、
✓塾って、先生が面白く分かりやすく勉強を教えてくれるから、小さいうちに勉強が分かる!という経験をする機会になる(かもしれない)
✓勉強のやり方とか、習慣が小さいうちに身に付く
✓環境が選べる。「勉強するやつダサい」とか「勉強したくなーい」とかいう同調圧力のない環境で、目標に向かって頑張る子たちの中で勉強できる
なるほどなー、確かに!って納得した意見だったので、ご紹介しておきます。
まとめ
我が家の中学受験の出口戦略とは、「成功体験をして終える」ということでした。
娘は「第一志望に合格しなかったら、第二志望の学校に行きたい」と言っており、第二志望にも合格していたので、出口戦略としては成功したと思います。
次は下の子の受験が控えているので、こちらも本人が自信を持って終えられるように引き続きサポートしたいと思います!
ここまで書いてきてなんですが、子供のタイプというか性格なんかを一番わかっているのは親だと思います。
その子に必要かどうか、は誰かの意見を参考にしても、親子で相談して決めて下さいね。
▼中学受験についてゆる~く話す会@エリアマイスター
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