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行動経済学における認知の癖

行動経済学は経済学と心理学が融合した学問です。
人間は合理的であるとした、
伝統的な経済学から
人間は非合理である、を追加した学問です。
人間の非合理には、
認知の癖、状況、感情による3つの要因があります。
認知の癖を生む最も基本となるのが、
システム1vsシステム2の理論です。
システム1は、
直観的で瞬間的な判断であることからファストと呼びます。
システム2は、
注意深く考えたり分析したりと時間をかける判断であることからスローと呼びます。
ファストな判断は、
疲れやストレスを感じている時に誤った判断をおこしがちです。
スローな判断は、
経験不足や物事の本質を理解していない時にいつまでも判断できない過ちをおこしがちです。
ファスト&スローは判断はどちらも必要です。
最適なバランスで使いこなせるように手なずけることです。
ファストな判断で代表的な理論は、
埋没コスト、機会コスト、ホットハンド効果、自制バイアス、流暢性バイアス、時間認知の癖があります。
スローな判断で代表的な理論は、
快楽適応、メンタルアカウンティング、身体的認知、確証バイアスがあります。

これらの認知の癖を体感した上、
バランス良く判断をしていきます。