IT業界の自動車産業参入戦略
IT業界の会社が自動車産業への参入を画策している。
自動車車両内は、自動運転ソフトウェアによって、車両制御のためのOSを牛耳ろうとしている。
自動車車外は、保守・保険、スマートフォンと連携するOSを牛耳ろうとしている。
MaaSとPOV(Personal Owned Vehicle)は、MaaSは自動運転Lv4から参入を試みるIT業界の自動車事業参入の考え方である。
POVは、自動運転Lv1の運転支援から徐々に自動運転へと発展する自動車会社の考え方である。
MaaSはスマートフォンの普及により、クラウドが発展し、運用の仕方にノウハウがいる。
IT企業はインカー領域では自動運転技術を用いた車両OSを狙い、
アウトカー領域ではマルチメディアなどの車載OSを攻める。
自動車産業はIT化に危機感を募らせ、
自らのコネクティッド基盤を構築し、
POVだけでなくMaaS車両もつなげていく必要性が生まれた。
自らがモビリティーサービスプラットフォーマーになるという戦略を遂行するために、
自動運転Lv4のMaaS領域へ自ら攻め込んでいる。
新興国におけるPOVの拡大が継続するとともに
先進国におけるMaaSの普及が始まる。
その時、MaaSにおいて大切なのは、自動車会社のコミュニティーを囲い込むことである。
モビリティー領域においてコミュニティーにお金を利用してくれる仕組みをつくることを考えよう。