交換価値と経験価値～幸福論

交換価値とは、
お金との交換を想定した、労働や商品の価値です。
経験価値とは、
心の思い出との交換を想定した、体験や経験の価値です。
資本主義社会では、
交換価値を前提に日々を暮らしています。
しかし、
資本主義の原則として、
資本家の交換価値＞労働者の交換価値があります。
どうしても労働者は弱い立場になりがちです。
そこで、
大切な発想は、
労働者の資産をうまく投資に回すことです。
なぜなら、
投資家の交換価値は、
投資家の資産を投資することで生み出しているからです。
よって、労働者の資産も投資することで、
投資家と同じマインドセット、同等の交換価値を獲得することが理論上可能です。
よく、株式へ投資をしたほうが良いというのも交換価値を獲得するためです。

しかし、
人間の生きる本質は、
経験価値を獲得することにあるのでは？と思っています。
経験価値を獲得するには、
体験できることに時間を使うことです。
その最たる時間投資が仕事や趣味や友達付き合いだと思います。
体験を通じて、成長、発展、変身、自発性、創造性、仲間つくりをします。
これらの結果が、経験価値を獲得する＝人生の幸福を手にする、ことができるのでは？と思ってます。

人生の幸福はプロセスにあり、
人は、
満足と不満の両方が振り子でなければ、
本当の幸福を手に入れることは出来ないと思います。
社会における自我とカオスの世界との衝突により、
人格が出来上がり、
自分の葛藤から考える力を身に着け、
社会の制約の中で、
時間を使う選択肢を自問し、
体験価値を獲得していくプロセスによって、
我々は幸福へと導かれるのだと思います。

つまるところ、
満足だけによって自由を失っていくよりも
われわれには不満になることで人生の選択肢が広がる自由が必要なのだと思います。

本日は、
幸福になるには、
経験価値を獲得するために、
社会でもがくこと。
結論、みなさん、いまでいい、いまのままが良い。
ということで、私も経験価値を獲得するための旅を妥協なしで継続していきます。