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肥ゆる秋 保護ネコハナマメ

日が短くなった。
10月に入っても暑かったあの頃はどこへ行ってしまったのだろう。
朝晩の涼しさを超えた寒さに、あの暑さが懐かしくなくもない。

外から帰って扉を開くと「フニャ~」とハナマメがおむかえしてくれる。
以後、母ちゃんとの会話

ハナマメ「母ちゃん、どこ行ってたの?」
「買い物」
ハナマメ「何買ってきた~」
「夕飯の食材だよ~ん」
ハナマメ「お腹空いちゃったよ~」
「もう少しお待ちくださいね。4時前だから」
ハナマメ「ううう・・・我慢できないよ~」
「そのぐらいで死にゃあしないから」
ハナマメ、じっと俯く。確かに夕飯の時間が遅れても死にはしない。
そして、外遊していた兄貴のシマ(13歳♂)が帰ってきた。
やっと、ご飯の時間だ。
俺様顔のシマ「ご飯はまだか~」
「はい、はい。すぐに用意するね」
母、ご飯の用意する。いつものようにウエットフードとロイヤルカナンカリカリのミックスだ。
「ハナマメは向こうの部屋でね。あなたは食べるのが早くてシマちゃんのご飯に顔突っ込むからね」
ハナマメ「は~い。」
しばらくして・・・お二人のご飯が終わったころ、ハナマメのいる部屋を開く。ハナマメ、とっくに終わっているシマのご飯に直行。三足歩行が早すぎる。
ハナマメ「・・・しめしめ。今日はシマ兄がカリカリ残している。ラッキ~」
「食べ残しに顔突っ込んで。だ・か・ら。あなたはおデブになるのよ~」
ハナマメ「だって、育ち盛りだもん」
「そうは言ってもね~4月に来た時4キロもなかったんだよ。今何キロあると思っているの」
ハナマメ「体重言われても~ニャ」
「5キロはとっくに超えているんですけど」
ハナマメ「5キロ越えってそんなに悪いのかな。いっぱい食べるとパワーが出て、元気に遊べるんだニャ」
「あなたの末永い健康を思って言っているの」
ハナマメ「じゃあ、シマ兄は6キロ超えだって、母ちゃん前に言ってたけど、それはどうなのさ」
「・・・男の子だから。」
ハナマメ「それは性差別っていうもんだニャ」

話はそれてしまったが、毎日こんな会話を繰り返している母とハナマメ。
女の子(♀)はおしゃべりだ。

ご飯が終わると爆睡。
お手手はやはり生えてきませんな。




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