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ランチョンマットに秋が来た~

ツクツクホウシが逝く夏を惜しむかのように精一杯鳴いている。弱弱しい。
朝晩が涼しくなって、凌ぎやすくなった。真夏にはお湯のようだった水道水も冷たく感じられる。
それでも真昼間は暑くてエアコンのお世話になってしまう。

そんな秋の気配が近づいて、趣味の刺子で季節を感じるランチョンマットを作ろうと数日間、布と糸と針を広げて想像の時間を過ごした。


左から朝顔、青海波、ケイトウの花。

もともと刺子というのは、寒い、または貧しい時代の女性の手仕事だったと聞く。布を重ねて縫って暖かく纏う。また丈夫で長持ちさせるため縦横に刺して強くするという女性たちの知恵だったと思われる。
それが時代の変化とともに美しい模様や伝統的な模様の布巾や小物、タペストリー、のれん、ランチョンマットなど、様々な場面で見かける。
刺子入りの洋服などは素敵だが、とても手に入る代物ではない。


落ち葉、柿、どんぐり、栗、野分(秋の嵐)

図案は図書館から借りた本を参考にアレンジして大きさは縦、35センチ。横42センチほど。
デザインを考えて、糸の色を決めてチクチクと針を進める時間が好きだ。
たかが運針だけど・・・縫い終わって、チャコペンの下書きを洗い落としたあと、干して乾いたとき、アイロンをかけたとき。単純に楽しい。

公園の傍を通ったらどんぐりの実が落ちていた。

やはりもう秋なんですね~。
暑かった夏よ、さらばじゃ。







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