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銀杏の季節に思い出すこと


数日干した銀杏

先日、拾ってきた銀杏の始末をしていたら
思い出すことがいくつかあった

父の不始末

父が逝ってから30年以上経つ
3人の娘も人の親になり、両親2人だけの暮らしをしていた今頃の季節、
父がギンナンを拾ってきたという
ギンナンは臭くて手もかぶれるから
「土に埋めておくと取り出したときに剥きやすい」
と言って庭の片隅に埋めた
・・・
翌年の春、庭の片隅から「イチョウ」の新芽が続々と出ているのを見つけた
掘りだすのを忘れてしまったらしい
母に聞いた笑い話
父らしい
「ふふふ・・・」と照れくさそうな顔が浮かぶ

息子の不始末

息子の嫁さんにあとから打ち明けられた話し。
13年前になる
2人の結婚が決まり、彼女とは入籍を済ませ新婚生活を始め
結婚式の準備に追われる頃。
当時、2人が住んでいた辺りにはイチョウ並木があり、新婚で浮かれていたと思われる息子
ギンナンをみつけ無防備な支度で拾った。

😆がかぶれ、膨れ上がり風船のような顔になったという。
即病院。
でも🔜には快復しない
こんな😆で結婚式?

でもね。結婚式には間に合ったんです
そんな事件は知らない私たち
新郎新婦の入場曲は「夫婦春秋」だったかな
和服姿に和傘
美しかったよ~

無事、結婚式が終わったある日、
嫁さんの告白
「抗生物質とかで腫れが引いて結婚式の日まではなんとか間に合ったんです」
「もし、この😆で結婚式だとしたら
お面でもかぶらないと、なんて2人で話してたんですよ。」
ひゃ~びっくりぽん!
「○○○君が親には知らせるなって」
そう言って当時の腫れあがった顔写真を見せてくれた
ぎょっ❕ 誰の顔か判別不明

でも、あと数日後の出来事だったらどうだったろう
お面を被った新郎も面白かったかもしれない
     ↓
まるで犬神家の一族ではないか(笑)

*皆さまも重々お気をつけを❣

思い出のぎんなん拾い

昭和30年代後半は福島県昭和村に住んでいました
父は転勤の多い仕事でした
小学校の校庭にはイチョウの木があって寒くなる頃には実をつけ
風に吹かれてポタポタと落ちました

2022年10月喰丸小学校
左は思い出のイチョウの木

軍手をはめて、ブリキのバケツを持って校庭のギンナン拾いです
校庭の掃除ではありません
拾ったギンナンは何処かへ売って、学校の教材を買う資金の一部になったようです
戦後17・8年、日本はやっと高度成長へと向かい始めたところです
学用品も備品も豊富ではなかった時代でした
授業時間を割いて「ギンナン拾い」
嬉しくて楽しくて一生懸命拾ったね
それが初めてのギンナンの思い出

昭和村での数年間の暮らしは
常に自然と一緒で、
根雪が融けると一斉に花が咲き、ゼンマイやわらび採り、夏は川遊び
秋はキノコ採り
冬は雪遊び、雪囲いの昼間でも暗い部屋で春を待った

下記は昭和村での思い出を載せた去年から今年までの記事です
読んでくださったら嬉しい限りです




金木犀が散り始めました

いつもの年より10日遅れ

シジュウカラが電線で群れを呼んでいます
ヒヨドリが初お目見え
カラスやシラサギが田んぼで腹ごしらえ

そういえばスズメが絶滅危惧種になるような勢いで
数を減らしているとか。
なんだか寂しいな~あかね空

皆様はどんな秋のひとときをおすごしでしょうか。
 





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