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私がダンスに辿り着くまで4(体操編③・閲覧注意かも)
*摂食障害や前十字靭帯断裂という心身ともに痛い話が出てきます。
苦手な方はそっと閉じてくださいね・・・m(__)m
大学を卒業して体操も引退。洋服屋さんに就職した。
そこでも浮いた存在になってしまう。
店長がやる気のないおっちゃんで、1時間ごとに15分のたばこ休憩に行く。店全体も店が入っているショッピングセンター全体も活気がない。
元体育会系新入社員のやる気はあっという間にしぼんで怒りに変わり、結婚を理由に1年半で退職してしまった。
穏やかな旦那サマのおかげで少しずつ自己肯定感が上がり、人生楽しいかも?と思い始めた。摂食障害も落ち着いていく。
旦那は私をジャッジしたり、利用しようとしたり、上からアドバイスしたり、コントロールしようとしない人。
『頑張っていない自分』でもいいんだと思わせてくれた。
傷ついている私に気づいて、「それはつらいなぁ。」「それはひどいわ。」と言ってくれた。
体操を引退して数年、のんびり生活していると体の痛いところが減っていく。そうすると動きたくなってきて、近所の体操クラブにお願いして選手コースの時間に練習させてもらうことにした。
痛いところが無くて、ちゃんとご飯を食べていたら、こんなにも動けるんだ・・・!と楽しくなってしまう。なんなら現役時代より難しい技も出来てしまったり。点数も評価も順位も気にしなくていい、完全趣味の体操。
真剣に練習してる子供たちを見るのも楽しい。こっそりコツを教えてあげたり。
しかしそんな幸せはまたも打ち砕かれてしまう。
前十字靭帯が切れた。高校の時とは逆の膝。
うわーやっちまった・・・パートの仕事どうしよう・・・ってどうにもできずに退職、入院手術。
現役時代と違って切れたのは前十字靭帯1本だけだし、医療も進歩してるし、リハビリはやらなきゃいけない事もわかっているので、入院生活は楽だった。家事もしなくていいしね(´艸`*)
でもさすがにもう体操は出来ないな、と思った。
退院して仕事もせず、得意ではない家事をするだけの日々。
・・・病むよね。
体操以外にやりたいことが思いつかない。
いや、体操以外の世界を知らなさ過ぎて想像がつかない。
そうやって鬱々過ごしていたある日、家のポストにチラシが入る。
『駅前にダンススタジオオープン!入会金0円キャンペーン中』
ほう、ストリートダンス・・・
苦手分野だけれど、憧れは、ある。
↑やっとダンスが出てきた!(^^;)