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<書評>スウープ!(P・G・ウッドハウス 著、深町悟 訳 国書刊行会)

「図書新聞」No.3657・ 2024年9月28日(土)に、『スウープ!』(P・G・ウッドハウス 著、深町悟 訳 国書刊行会)の書評が掲載されました。
https://toshoshimbun.com/
本書は1909年に発表されたP・G・ウッドハウスによる「侵攻小説」のパロディです。二十世紀に入ってイギリスとドイツの関係が冷え込むと、戦争が起こるのではと人々が思うようになり、「侵攻小説」という、他国がイギリスを侵略する近未来小説が大流行しました。その風潮をユーモアで表現したのが『スウープ!』で、軍が廃止されて手薄ななか、ボーイスカウトに所属する14歳の少年が9か国の侵攻からイギリスを救うというストーリーになっています。
P・G・ウッドハウスと言えば、上皇后も「ジーヴスも2、3冊待機しています」とおっしゃられた<ジーブス・シリーズ>が有名で、かくいう私も2、3冊待機(積ん読)させていたのですが、「ジーブスを読まずに書評は書けないだろう」ということで、ようやく積ん読山から1冊消化することができました。
金子先生、今回もお忙しいところを丁寧に見ていただき、ありがとうございました。
書評は下記リンクからお読みいただけます。

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