鹿の国感想雑記(ネタバレあり)
感じたこと考えたことを思い出した範囲で徒然と書いただけのメモ書きなので悪しからず。
鹿の国感想
鹿かわよす
春にカエルをお供えするのはなぜカエルなのか?そういえばカエルを串刺しにして備える神事もどこかにあったような。神事におけるカエルという生き物の位置付けとは?
昔から続く厳かな神事とそれを周りで見てる観客がスマホで撮影している様子一つのフレームの中に収まってるワンシーン。過去の景色と現代的な景色のコントラストが印象的。
厳かな神事やってるのにすぐ側でそんな無粋ことするなと思いつつ、こういう誰かがなんとなく撮影した映像が後世に貴重な資料になることもあり得るので一概に否定もしきれん。ぐむむ…
片桐家、ご年配の人たちしかおらん…!毎年春にお参りするこの信仰はこの人たちで絶えるのか?これが少子高齢化で地方過疎化か。けれど次の年の春の神事の時も同じ面々で迎えられてたのがよかった。
「神様のおかげで一年健康で過ごせた」と言っていたのが印象的だった。これが信仰の1番健全な在り方かもしれん。
かと思いきや、愛知の鹿を模したやつを弓矢で射る神事では金髪の若いのが参加してたので良いぞ良いぞという気持ち
大祝が諏訪の信仰にとっての立ち位置というかその重要さについてもっと深堀が欲しかった。
四季を通した循環、サイクル
人間は動物殺して肉食ってるなぁという再認識。スーパーでパックされた加工済みの肉を食べるだけでは想像し得ない背景がたくさんある。
塩原良さんの太鼓が心地よい。吉松さんどれだか分かんなかった(知人ではないが知ってる人)
ミシャグチという存在と劇中の神事との繋がりがもっと知りたかった。どちらも劇中で扱うには点在的だった
再現した御室神事の一年の中での位置付け?
御室神事が断絶した理由?
御室神事が竪穴式住居みたいなところでやってたのがとっても縄文的
廃仏毀釈はダメ
映画を通して日本にこんな文化が残っていたんだというカルチャーショックはあまり感じなかった。
諏訪の信仰ほどでないにせよ子供の頃に身近にどんど焼きなど、季節ごとの神事や催し事があり、新興宗教ではあったが神道の神事に参加して神の前で手を合わせ祝詞を唱える習慣が自分にあったからかもしれない。
春日大社もそうだけどなぜ鹿に神性を見出したのか。たまたまその土地に分布していたからが理由ではあまりにも寂しい。
公式ガイドブックを読めばより解像度高く映画を理解できたのだろうけど売り切れだったので無念。
ポレポレ東中野で見たけど予約して行かないとどの回も満席になってるので行く方はそれを念頭に。
終わり