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抱っこ紐の発明者にノーベル平和賞を
抱っこ紐はすごい。
ギャンギャン赤子が泣いていても、とりあえず紐に突っ込んで抱っこしてそのへんを走り回ると5分もしたらスン・・・と大人しくなる。
眠るところまでいかなくても、まんざらでもないような顔をしている。
縦抱きの力と、やはり触れ合いが一番赤子を安心させるということだろうか。
ともかく、最近は困ったらすぐに抱っこひもに突っ込むようになってしまった。
落ち着いて晩飯を食べたいときも抱っこひもに突っ込む。自分の顔のすぐ下に子の顔があるので飯は食いにくいが、片手で皿をあごの前に構えて、決して赤子の頭に味噌汁をこぼしたりしないようにさえ気をつければ、割と落ち着いて両手を使って飯を食うことができる。
落ち着いてウンコしたいときも、抱っこひもに突っ込んだ状態で便座に座ったほうが泣かれるリスクが低い。ただ、ウンコ中に泣かれるとこちらは全く身動きが取れないので完全にゲームオーバーになるというリスクはある。
スタンディング作業用のデスクを持っているので、最悪抱っこひもに突っ込んでデスクにパソコンを置けば、立って子供をあやしながら仕事ができなくもない(集中力を要する作業はもちろん無理だが、聞くだけのミーティングとかであれば大丈夫)。
とにかく抱っこひもはすごい。子供がすぐに泣く月齢で首も座っておらずおんぶもできないときは、とにかく抱っこひもに突っ込めばいいんじゃないかと思っている。
抱っこひもを発明してくれた人にはノーベル平和賞を授与したい。この2ヶ月で、抱っこひものおかげで我が家の平和が保たれてきたと感じる。
抱っこひもの歴史を調べてみると、「子守帯」「子守バンド」などという名称で1970年代には存在していたらしい。
大衆に使われるようになったのは1980年台だという。しかし、紐や帯、また抱っこ・おんぶなどの形態にこだわらなければ「赤子を親の体に固定する」というのはもっともっと以前から行われていたようだ。
赤ちゃんは現代の技術がどうかなど何も知らない。人間の歴史の長さを考えれば、ここ数十年の技術の進歩など赤ちゃんの遺伝子に刻まれているはずもない。それでも赤ちゃんはこの「抱っこひも」という道具のおかげで安心して親との肌の触れ合いを得られて落ち着いているのだと考えると、この道具は本当に素晴らしい。抱っこひもを発明し、商品化し、世に広めてくれた人々、企業に感謝してノーベル平和賞でもなんでも与えたい。
・・・と思ったものの、ノーベル平和賞というのは「国家間の友好関係、軍備の削減・廃止、及び平和会議の開催・推進のために最大・最善の貢献をした人物・団体」に与えられるものらしい。
諦めるのはまだ早い。抱っこ紐が軍備の削減・廃止に貢献したかどうかは、また別の機会に調べてみようと思う。
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