出産の痛みを感じなかった奇跡のソフロロジー呼吸法
これは私の体験談をもとにお話しします。
【ソフロロジー呼吸法って?】
まず、世間に一般的に知られているラマーズ法から軽く説明します。
ラマーズ法は分娩に対する恐怖心を取り除き、呼吸法と弛緩法を訓練し、分娩時に夫や助産婦が援助するもの。
ちなみに一人目の時はこのラマーズ法で出産に臨みました。
いや、痛いってもんじゃない。
死ぬような痛みを感じて生きるか、楽になれる死を。。いや、死なない!
と物凄い思考のスピードでこれが繰り返され、長時間のたうち回るという感じで、助産婦さんに、ひーひーふーとか促されても、する余裕すらなかったです。
そして本題のソフロロジー法とは?
ソフロロジーとは精神の安定と調和を得る方法を学ぶ学問という意味で、これを分娩に取り入れたのがソフロロジー式分娩法
陣痛は赤ちゃんを産むエネルギーだ。痛みではない。的な。もしくは嬉しい痛みだ。という自分に都合よく思考し、イメージトレーニングするもので、自己催眠にも似てるのかなと感じました。
【ソフロロジー呼吸法での奇跡の出産】
一人目が命がけでのたうちまわったという記憶しかないので、二人目の出産は何としても、わずかでも苦しみたくないと思い、ひたすらネットで検索しました。
そこでたどり着いたのがソフロロジー法
私の場合は、出産の1ヶ月前くらいから始めました。
落ち着ける空間で、座禅を組んで、目を閉じて。
「出産はエネルギー、痛みではない。」的なことを自己暗示にかけていくという作業を自分でしました。
【そして、いよいよ出産の当日!】
同じ日に出産予定の妊婦さんが集まり、不安や楽しみ、子供の話をして、いわゆる戦友のような気持ちで会話をしました。
特攻に行く前日の兵士に似た感じなのでしょうか?でも妊婦は命はかけますが、嬉しい天使とともに帰還することが主ですので幸せなことなんですが、それほど痛いんです。
そんなこんなで、まぁまだ陣痛も来る様子もないし、テレビでも見るか。。
ちょうど、そこで看護婦さんが、陣痛が来てるか計測するベルトみたいなものを持ってきてくれて、とりあえずお腹に巻いて余裕ぶちかましていたのですが
陣痛の波を映し出すモニターを見て、看護婦さんが
「AKKIさん!陣痛きてますよ!」
というので、私は驚いて
「え?このテレビ見たかったんだけど」と言いながら
陣痛室に向かいました。
出産は長時間になるので、お昼が提供されるのですが、一人目の時は、そんなもん食えるかい!と思いながら一口も手をつけれずにのたうちまわってたんですが
二人目の陣痛は、しっかりと味わって完食。
それを見た看護婦さんが、「こりゃまだ生まれないな」
と言って、私が待機する陣痛室から出て行った。
そして、その10分後に破水して、看護婦さんが、慌てて分娩台に連れて行き
もう頭が出ていたので、カニ歩きで、嘘でしょ?こんな現実あるの?って思いながら分娩台に乗った記憶があります。
ほんとに痛みを感じなくて、でも無痛ではないし、ちゃんといきむこともできて。
すごく落ち着いて無事出産できたのです。
後でさっきまだ生まれないなって行った看護婦さんが
「さっき陣痛我慢してたの???」
と言われて
「ほんとに感じなかったんです」
という私の奇跡の経験のお話しでした。
スポーツ選手のメンタルトレーニングとかもなるほど納得って思いました。
ちゃんちゃん