【体験談】スポーツ選手のケガとの向き合い方
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【私の体験談】
〜スポーツ選手のケガとの向き合い方〜
社会人野球6年目(28歳)のときに
『右肘の内側側副靱帯の部分断裂』
を経験しました。
私の場合は初診で『完全断裂』と診断を受けましたがセカンドオピニオンで靱帯が微かに残っていることが判明しました。
最初はトミージョーン手術(※)も勧められましたが、セカンドオピニオンで出会った先生のおかげで、
手術をせず、投げられるようになりました。
※ トミージョーン手術:損傷した肘の靱帯を切除し、他の部位から腱(けん)を移植して修復を図る手術。
まず、トミージョーン手術をしたら復帰までの約1年半の時間がかかります。その時間は私にはありませんでした。
結論から申すと、怪我から復帰を果たして、引退するまで約2年間は怪我せず投げ続けました。球速は140キロ中盤まで出すことが出来ていたので、抑え投手として最後は投げていました。
でも
切れた靱帯は元には戻っていません。
では、どうやって投げていたのか?
簡単にいうと、
『いままでとは違う部位を使って投げていた』
ということです。
復帰までの道のりは
①痛めた肘の炎症をとる
②肘以外の部位の可動域や機能性をUPさせる。
③投げる時に使う部位の筋力を鍛える。
④自分の身体の仕組み、解剖学を学ぶ。
感覚でプレーしている選手は、ある程度のパフォーマンスが出せると思いますが、より専門性を高める次のステップUPには、上記④が必要だと思います。
ケガをしている選手だからこそ、上記④に目が行きやすく、さらなるパフォーマンス向上のチャンスがあるので、ぜひケガしている期間を活かしてほしいです。
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【雑談】
大谷翔平の怪我は
『右肘の内側側副靱帯の損傷』
昨年9月に2回目のトミージョーン手術を受けたというニュースがありましたね。一般的に復帰までに1年半くらいかかると言われています。
世間では
『もう投げる姿はもう見れないのでは?』
『二刀流はもう見れないのでは?』
という論争がありますが、
結論から言いますと、
『大谷翔平は新しい形で投げられるようになる。』
と思います。
当然、時間はかかりますが、彼ほど身体の動かし方を知っていて、他の部位の強さもある選手が、トミージョーンまでして、まず投げられなくなるわけがありません。
復帰する絶対的な理由として
『究極は靭帯がなくても投げられるから』
です。
《豆知識》
以前大リーグのナックルボーラーに、
ディッキーという投手がいました。
その投手は
『生まれつき肘の靭帯がなかった』
とのこと。
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【最後に】
スポーツをやっている限り、
怪我で苦しんでいる選手がいると思います。
当然、以前の自分の状態に戻すのも良いですが、新たな感覚でプレーするのもレベルUPの1つかもしれません。
怪我から復帰する道のりは、厳しいですが、後退ではなく、成長するために必要な時間かもしれませんね。
ぜひ前向きに、新たな視点で自身のパフォーマンスの向上を考えてみてください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回も読んでいただけると嬉しいです。またよろしくお願い致します。
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