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「大人の階段」をのぼる息子と、寂しい母。

先月末、息子(5歳)が大人の階段をのぼりはじめました。
なんと、とつぜん自分の部屋で寝る宣言をしたのです。

予想外の展開に、焦りまくる母。
そのツイートに、2000人以上の方がいいねを押してくれました……(笑)。

でもねぇ、それまでずっと毎日一緒に寝ていたのに、いきなりですから。
親としては、「ちょ待てよ!」となってしまったわけです。

(え、早くない? まだ年中だよ?)
(こういうタイミングって、そんな急にくるもんなの?)
(寝る前に毎日「だっこ!」って言う人がそんな……バカな!)

もう頭の中はちょっとしたパニック状態に(笑)。
息子の真意をはかりかね、どう判断していいのかわからずにいました。

そんな問題発言があった当日は、たまたま、【明日のライターゼミ】2期の最終回。わたしは夜外出することになっていて、夕飯〜寝かしつけまでを夫に頼んでいました。

だから、
(帰ってきたら、息子はどこで寝ているのだろう……)
と、めちゃくちゃソワソワしながら帰りましたよ。

でも結局、恐る恐る寝室を覗いたら、いつも通り息子と夫が寝ていて。
(なんだ〜、やっぱり言ってみたかっただけじゃん!)
と、ほっとしながら眠りについたのでした。

しかし、息子は本気だった!

安堵したのもつかの間、翌日「やっぱりオレの部屋で寝たい」と、ハッキリと自分の希望を述べてきた息子。どうやら、本当に本気のようです……。

そんなに言うならとOKを出したところ、いそいそと布団を持っていく準備を始めるではありませんか。しかも、目をキラキラと輝かせて。

(まじかよ……)
ちょっと信じられない気持ちで、しぶしぶ布団の移動を手伝ったのでした。


さらに、服もおもちゃも……

そこで終わりかと思いきや。
布団だけでは満足していなかった息子。

なんと、わたしが知らない間に、寝室にあるタンスの中からじぶんの服だけを出して、すべてその部屋に持って行っていたのです……!

衣装ケースも何もないから、机と床に直置き。
そこまでするとは……。

(本気なんだね。)
そこで初めて、息子の決意の固さみたいなものを受け止めました。

こんなふうにとつぜん子どもが親離れするタイミングが来るとは思わなかったけど、来てしまったもんはしゃーない。子どもの成長を喜べる母になろう!

寂しいけど……

うれしそうに、大事なおもちゃ箱まで上に持っていく息子の背中を見て、母はものすごく寂しいけど……

新しいステージに挑戦する息子を、応援したいと思います。
(グスッ、グスッ……)



「子どもの成長は早い」というのはよく聞く話ですが、まさかこんな形で実感することになろうとは。

きっと、「だっこして」と言われなくなる日も近い(しかもとつぜんやってくる)のでしょうね。

それまでは思いっきり息子とのスキンシップを堪能しようと、改めて誓った今回の出来事でした。

あー寂しい(泣)。

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