残暑って何だっけ?季節の境界線はどこへ行った?
残暑って、なんだか微妙な季節ですよね。
暑いのに秋。
秋なのに暑い。
季節の境界線がぼやけちゃって、どっちつかずな感じ。
でも、よく考えてみると、自然って本当はそんなにキッチリ区切られてないんじゃないかな?
人間が便利のために「ここからが夏で、ここからが秋」って決めちゃってるだけで、実際はもっとグラデーション的なものかもしれない。
二十四節気や七十二候を見ると、昔の人はもっと細かく季節を感じ取っていたみたい。
例えば「暑さ寒さも彼岸まで」なんて言葉があるけど、秋分の日を境に急に涼しくなるわけじゃないよね。
でも、そういう目安があることで、季節の移ろいを意識できるのかもしれない。
残暑って言葉、実は立秋(8月8日頃)から秋分(9月23日頃)までの間を指すんだって。
でも最近の気候変動で、9月になってもまだまだ暑い日が続くことが多い。
面白いのは、日本人って季節をすごく大事にするところ。
食べ物、衣服、行事、全部季節と結びついてる。
でも、グローバル化が進んで、旬じゃない食材も一年中手に入るようになったり、冷暖房のおかげで室内の温度はいつも一定だったり。そうなると、季節の境界線ってますますあいまいになっちゃうのかも。
でも、そんな中でも残暑見舞いを送ったり、秋の味覚を楽しみにしたり。
日本人の季節感覚って、なんだかしぶとく生き残ってる気がする。
結局のところ、残暑っていうのは、夏と秋のグレーゾーン。
でも、そのグレーゾーンがあるからこそ、季節の移ろいを感じられるのかもしれない。
境界線がはっきりしてないからこそ、ちょっとした変化に気づけるんじゃないかな。
だから、残暑を「まだ暑いのか・・・」って嘆くんじゃなくて、「あ、少しずつ秋が近づいてきてるな」って感じるチャンスだと思えば、ちょっと楽しくなるかも。
季節の境界線、探すんじゃなくて感じるものなのかもしれないね。