【ゲーム紹介】『ファイナルファンタジーⅦリメイク』プレイ日記①
本日は『ファイナルファンタジーⅦリメイク』のプレイ日記①です。
画像はネタバレを含みますので、ご注意ください。
主にキャラクターへの愛を独自に語っていきます。
体験版ですでに本作のバトルシステムや映像に語っていますので、そちらからご覧になりたい方は以下のリンク先からどうぞ。
■現在「第壱魔胱炉爆破~スラム街で何でも屋開業」
すでに発売日当日に購入していたものの、お仕事が忙しくてなかなか進める時間がとれずに、ようやく体験版の第壱魔胱炉爆破~8番街でセフィロスに邂逅し~スラム街への脱出~ティファが経営するセブンスヘブンに到着して、スラム街で何でも屋を始めたところです。
■最初の感想「ミッドガルの世界観がよくわかる」
FF7におけるミッドガルというのは、FF7の代表的な場所でありながら、旧作ではミッドガル脱出まで五時間ほどしか体験できないところでした。
映画『アリータ バトルエンジェル』『エリジウム』、近年では韓国映画『パラサイト 半地下の家族』に代表されるような階層社会となっており、上層には富裕層の人々が住み、下層には貧しい人々が生活している空間が広がっています。
確かに旧作でもそうした面ははっきりと描かれていたわけですが、本作ではNPCプレイヤーなどの会話や街並みがリアルになることで、はっきりとスラム街の生活がどのようなものか、神羅カンパニーで働いている人々がどのような意識かを知ることができます。
そうすることで、今までは想像で補っていたミッドガルという世界がはっきりとリアルに感じることができるようになりました。
上層はヨーロッパのように美しい街並みが広がっているのに、下層のスラムで生活している人達は狭い場所に押し込められて、移動するたびに誰かにぶつかるような狭さです。
■「ティファがあざと可愛すぎる!」
体験版の時点ではジェシーの可愛さが光っておりましたが、ティファに会ったところで、あまりの可愛さにくらくらしてしまいました。
単に美人というだけではなくて、とにかくいちいち動きがあざといし、男心をくすぐるようなセリフを言ってくるのです。
ティファ「クラウドが今までどうしていたか気になるよ」
ティファ「ねえ、どんな服が似合うと思う?」
ティファ「お客様、何にしましょう?」
ティファ「この街で、やっていけそう?」
よく男の人は女の人のボディタッチなどで「俺のこと惚れてるんじゃ」と勘違いするバカな生き物だと言いますが、そりゃティファみたいな態度を取られて勘違いしない男がいたら、そいつはもう男として失格です。
それくらいあざとくて可愛いです。
クラウドが花をあげたときも、「ありがとう」って肩を少しすくめるような仕草もまたおそろしく可愛い。
あんなごろつきが多いスラム街の酒場でよく無事に生きてこられたと思います。いや、まあ、ティファは強いし、バレットが後ろに控えているから手を出しにくいところはあるでしょうが……。
前作では、エアリスがメインに描かれていたこともあって、実はティファってそこまで印象に残るキャラではなかったんですよね。
それが映像化作品『アドベントチルドレン』でメインヒロインとして描かれていることもあり、しかも吹き替えを女優の伊藤歩さんが演じていることもあり、とにかくヒロインとしての実在感が旧作よりも遙かに上回っているのです。
■クラウドがあまりにも中学生っぽい!
そして、今回これが一番言いたいことなのですが、クラウドがものすごく童貞の男子中学生っぽいのです(褒め言葉)。
これは制作陣もあえて意図的に描いているので、突っ込んでいきたいと思います。
クラウドといえば「興味ないね」のセリフに代表されるようにクールなキャラクターとして描かれることが多いですが、
本当の彼は非常に中二病の中学二年生みたいなキャラクターなのです。
これは旧作のFF7本編をプレイしていればわかることですが、クラウドはソルジャーではありません。ソルジャーに憧れる一兵士だったのです。
それがある事件をきっかけに、ソルジャーの力を得ると共に、ザックスという本物のソルジャーから大剣を形見として手渡されたのです。
だから、クラウドはザックスという本物のソルジャーに憧れて、それを真似しているに過ぎません。それについては、FF7本編でもセフィロスに「おまえはまがい物だ」と冷たく言われて、物語の中盤でアイデンティティの崩壊を起こしてしまいます。
旧作ではクラウドがソルジャーではないことは、物語の中盤であきらかになるまではクールなキャラクターとして描かれていました。
しかし、今回は序盤から本当のクラウドの顔がちょいちょい出てきます。
決して単にクールで格好良いだけではなくて、本物のクラウド自身の純朴な優しさが出ていたり、(本物の兵士としての)ソルジャーになれきれていない姿が出ていたり、目の前に傷つけられている人達の姿を見て、素直に戸惑ったりしています。
そうした『本当のクラウド』の姿がちょっとした仕草の中に出てくるのです。特に幼なじみのティファに対して、純朴で優しいクラウドが出てきます。
それがまた純粋な中学生っぽくて可愛いのですよ。
ティファが中学校に来た教育実習生や家庭教師の大学生のように、無邪気に色気を振りまいていて、それに対して中学生のクラウドはドキドキしながらも一生懸命に気にしないようにしているように見えるのです。
そういう部分が出ているからこそ、逆に言うと完全無欠なヒーローよりも、彼に対して親しみを持てるというか、かわいく見えてくるんですよね。
ザックスはヒーローです。
屈託のない彼は誰に対しても優しく、誰からも愛されて、自分の身を犠牲にしてまで、己の信念や正義を貫きました。
まさにヒーローそのものです。
でも、クラウドはまだ本物のヒーローではありません。
彼はミッドガルに来てエアリスと出会ってから、ようやく本物のヒーローになるための物語が始まるのです。
ここからどう彼が成長していくかが楽しみです。
■ティファが女神にしか見えない
そんなわけで、クラウドくんは彼が憧れるザックスのようなソルジャーになろうと頑張って、クラウドが思い描くソルジャーのふりをしているのです。
そんな彼の姿はまさに男子中学生が中二病を発症している状態なのです。
そして、そんな彼の側にいるティファがまさに女神にしか見えません。
男性なら誰しも思春期の頃は好きなアーティストや芸能人、マンガのキャラクターに憧れて真似をして、格好をつけた経験はあるかと思います。
でも、本人は格好をつけているつもりでも、まわりからは痛い奴だと思われてどん引きされて、クラスの女子の間で悪い噂になったりもします。
そんな黒歴史まっただ中のクラウド君に対して、寄り添っていろいろと世話を焼いてくれるティファは、まさに理想の幼なじみ+女神といっても過言ではないでしょう。
ティファのあざといアピールに対して、つい目をそらしてしまうところもまたクラウドの童貞っぽさがあふれています(何度も言いますが、褒め言葉です)。
余談ですが、昔、お仕事先の20代前半の女性がやたらと可愛く前屈みになって胸元を見せてくることがありました。
本人はわざとではないし、別に私に気があるわけではないとはわかっているのですが、そういうあざとい姿を見せられると、ついやられてしまうのが男性なのです。
■まとめ
そんなわけで、プレイ日記と言いながら、全く内容には触れておりませんが、実は本作において一番力を入れているのがこうした世界観やキャラクターの演出だと思うのです。
正直、ゲームとしては難があるところもあります。
あえて徒歩で移動しなければいけなかったり、積み上げられた荷物やがれき、柵などを横向きで移動したりくぐったり、スラム街では路地が細いために人にやたらとぶつかったりします。
それがプレイ時間の水増しかどうかはわかりませんが、リアルさを感じるというよりも、小さなストレスとして感じることが多いです。
せっかくミッドガルという世界にいるのだから、オープンワールドほどではないとしても、自由にエリアを動き回って、いろいろと探索したいのですが、何かと自分の意志とは別に移動が制限されてしまうのは、ちょっと残念だなあと思ってしまいます。
おそらく以前のコラム『ゲームと読解力』で述べたように、まだ私が制作者が意図する遊び方を見つけられていないので、楽しさが半減しているのだと思います。
今後遊び方がわかってくれば、もっと面白くなると思うので、この後の展開を楽しみにしていきたいと思います。
たくさんキャプチャーしたつもりでしたが、ちゃんと保存できていなかったので次回以降ちゃんと保存したいと思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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