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『フラメンコで大切な事④』

こんにちは、アキです。
京都でフラメンコを教えております。

今回は、前回の続き「フラメンコが上達するために大切な事」パート④を書かせていただきます。
但し、私がお伝えする事はあくまでも自論ですので、何卒ご了承ください。

【フラメンコが上達するために大切なこと】
①体の軸と筋力のバランス
②楽曲のメロディーと感情が入るスキャット
③音楽からのイメージ力と体のシルエットの想像力
④自分の個性と才能を自己プロデュースする力

今回は④の「自分の個性と才能と自己をプロデュースする力」をご紹介させていただきます。

④【自分の個性と才能を自己プロデュースする力】
発表会やライブで踊る時に自分の個性と才能をどうアピールするかは、とても大切だと思います。
自分の個性を出すためには、まずは「音楽FIRST」だと思います。
自分が踊る曲を、よ〜く聞いて音楽からイメージを貰い、そのイメージを自分なりに解釈して言葉で表してみます。
そして、音楽からのイメージを言葉で説明できると踊りでもハッキリと表現出来ると思います。

昨年の11月、私は発表会で「グァヒーラ」を踊りました。
ギターリストが素晴らしいファルセータを弾いてくれて、カンタオーラが美しくも、どこか刹那い歌を歌ってくださいました。
私はミュージシャンが作ってくれた曲に「真夏の早朝の海辺」をイメージしました。
そよ風が気持ち良くて、少し涼しげで開放感の浜辺を清々しい気分で散歩するイメージを膨らませました。
アバニコを日傘に、または小さなポシェットにしたイメージを付け加えて行きました。
リハーサルで3回、本番で1回「グァヒーラ」を踊りましたが、踊る度にイメージがハッキリとして行きました。
本番前、舞台袖で待っている時は「ワクワク感」が爆発しそうでした。
本当に、とても不思議な気持ちで踊れました。
発表会後、スペイン人の男性ダンサーとカンタオール、そしてギターリストからお褒めの言葉をいただき、本当に嬉しかったです。
踊り終わった後も心の底から「楽しかった〜!」と思えました。

フラメンコを長い間、続けていらっしゃる方には、ぜひ自分自身と向き合う事をお勧めします。
「私はフラメンコの•••••
どんな曲が好きなのか?
どんな曲が得意なのか?
どんな事に自信があるか?
どんな気持ちで踊ると楽しいのか?」
まずは、真摯に自分と向き合う事をお勧めします。

私は常日頃から「踊りは楽しくないといけない!」と生徒さん達にお伝えしています。
ある程度のテクニックや技術が身に付いたら、少しだけ立ち止まって「自分は将来、どんな踊りが踊りたいのか?」を考えてみるのも良いと思います。
「私にしか出来ない踊り!」を目指して、一緒に頑張って行きましょう!
私も頑張ります!
皆様が、楽しく充実したフラメンコライフを送れますように心から祈っております。

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