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『フラメンコが上達するために大切な事•••その①』

こんにちは、アキです。
京都でフラメンコを教えています。

2024年10月5日(土)、当フラメンコスタジオ20周年記念ライブを行いました。
私が担当しているクラスからは7人の生徒さんが出演してくださいました。(感謝!感謝です!)
曲は「ガロティン」でした。
私は「グァヒーラ」を踊りました。
私自身、フラメンコを人前で踊るのは何十年ぶりだったので、勘を取り戻すのに少し時間がかかりました。
久しぶりにスタジオに籠もって自主練習をしながら、改めてフラメンコの奥深さと芸術性の高さに感動と面白さを感じました。
自主練習をしながら、また新たにフラメンコを上達するために大切な事を゙発見したので、お伝えしたいと思います。
但し、私がお伝えする事はあくまでも自論ですので、何卒ご了承くださいませ。

【フラメンコが上達するために大切なこと】
①体の軸と筋力のバランス
②楽曲のメロディーと感情が入るスキャット
③音楽からのイメージ力と体のシルエットの想像力
④自分の個性と才能と自己をプロデュースする力

今回は、①「体の軸と筋力のバランス」をご説明させていただきます。

①【体の軸と筋力のバランス】
ダンスや踊りだけでなく、スポーツや運動でも「体の軸」はとても大切だと思います。
「体の軸=大黒柱」と考えると良いですね。

フラメンコでは歩く時、マルカールする時、サパテアードを゙打つ時、ポージングをする時、体の軸がどこにあるのかによって見え方が変わってきます。
レッスン中は鏡を見ながら踊るので、平面的な部分ではチェックできますが、横からの体の軸や後ろからの体の軸はレッスン中には確認しづらいと思います。
自主練習する時に自分の踊りを前から、横から、後ろから動画を撮ってチェックすると、いろんな発見があって改善できると思います。
ぜひ、試してくださいませ。

体の軸が保てるようになったら、体の軸から筋力がどのように働いているか、筋力のパワーバランスが上手く使えているかをチェックすると良いと思います。
フラメンコ初心者の方が陥りやすいのが、体幹が弱く、体の軸や姿勢が歪んだまま、手足に力が入りがちになる場合があります。
特に、マノ(手首)を回す事に集中し過ぎて体幹が歪み、基本姿勢が疎かになる場合があります。
体幹が100%のパワーだとすると、マノは10〜8%ぐらいのパワーで充分だと思います。
体の軸=体幹が100%のパワーだとしたら、四肢に向かってパーセンテージが下がって行く感覚が一番良いと思います。
体幹も力任せに力むのではなく、背中と腰辺りの筋力を軽く背骨に向かって締める程度で踊ると、体のふらつきや歪みが改善されると思います。

踊っている時に体の軸が歪んでいたり、基本姿勢が使えていないと体のシルエットがアンバランスになったり、不安定な動きを生み出します。
体の軸の歪みは筋力のアンバランスを生み出し、力を抜かないといけない部分に力が入ったり、力を入れないといけない部分に力が入らない悪循環を生み出します。
そうすると、踊りにメリハリがなかったり、動きが鈍くなったり、動きが小さくなります。
まずは、体の軸とそこから派生する筋力バランスをしっかり確認しながら、コントロール出来ると踊りはより良くなると思います。
ぜひ、お試しくださいませ。

皆様の幸せなフラメンコ人生が幸せになりますように、心から祈っております。

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