【台湾最古の茶葉販売店】振發茶行
台湾・中国は日本以上に茶が無いと事が進みません。
マクドナルドと同じくらい茶葉販売店もあるという状態は中国も台湾も同じです。
台湾最古の茶葉販売店は台南で1860年に創業した振發茶行(振発茶行)だそうです。
台湾で創業百年を超える「百年老店」は意外と少なく200軒を上回る程度で、台南は歴史が長いだけあってほかに金徳春老茶荘、文峰茶荘などの茶葉販売店の百年老店があります。
振發茶行の建物は当時のものではありませんが昔からの茶筒が並んでいます。
よくある試飲しながら茶を選ぶスタイルではなく、指名買いで茶を求めることになります。
どのような茶があってどの程度の値段なのかはホームページがあるので見当がつけやすいです。
日本語は通じませんが漢字が分かりますし、カタコト英語とスマホの翻訳で事足ります。
茶の入れ方は日本語の資料があるので助かります。
売り方は独特で在庫のお茶をズラリと並べてあるので選んでいきます。
大きな茶筒の難解な文字を判読するよりずいぶん楽ですが種類が多すぎて惑います。
文字情報だけなので多少は中国茶の知識がないと立ち往生してしまいます。
例えば右下の白い大きめの包みには「大吉嶺紅茶」とあります。
台湾は紅茶も生産していますが、これはインド産の「ダージリン」ですからうっかり買うとどこの土産か分からなくなります。
さらに、四季春などのここに並べていない安めのお値打ち茶葉もありますから店員と存分に悩んでください。
因みに台北最古は1883年創業の林華泰茶行がです。
日本最古の茶葉販売店は1160年創業の宇治の通圓だそうですが、チャノキの日本伝来は1191年なので売っていたのは茶葉ではないです。
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