今月の1冊~2020.06
七夕の夜は今年も星を愛でることは叶わず。でもしっとりと素敵な夜でした。早いな、もう7月なんだ。
読む本は数あれ、ぐっとくる1冊にはそんなに簡単に出会えない。
そんな中でも毎月1冊もしあれば2冊、自分のなかでこれは・・と思ったものの感想を書いていこうと思います。
本の要約ではないと思うので気になる方は是非ご自身で読んでください!
今月は
東京 TOKYO 蜷川実花 著
東京の人と風景がギュッとつまった写真集。日常もあり、非日常もあり、喜びも悲しみもなんでもアリ。私の知ってる東京も、全く知らないTOKYOも、とにかくいろんな東京の表情を見ることができる一冊。
私は東京大好き。
いいところもたくさん、良くないところもいっぱい。とにかく、好きか嫌いかって言われたら好き。別に嫌いでも、それは人の価値観なのでそれはそれなのですが、悪く言うのだけは絶対許さない(笑)好きなものを悪くいわれるのってショックだし、しかも人生の半分は東京のとなりで、半分は東京ですごしているので、ほとんど身体の一部になっているので、おそらく偏愛しています。各都市に人格があったら、だいぶ問題児な気もしていますが、でも好き。好き嫌いには理由ないですもんね。感覚の世界です。
よく、故郷の話になって地方の地名があがると、良いとこだよね~って言うこと多いのに、東京になるとなんか都会っ子とかいろんな修飾語がつくのは気のせいでしょうか。不思議だなって思います。
この本の写真を見ていて、改めて知らない東京がいっぱい。明るい東京も、アンダーグラウンドな東京もそれはそれは沢山の表情があります。私の知らない東京に、蜷川実花さんの視点が加わって、ほんとに豊かに東京が映っています。
客観的に東京をみてしまえば、人口密度は高いし、物価も高いし(NYよりはマシですが)、色んな人が集まっていてつながりが薄いとか言われたり、空気だって良いとはいえないし、問題の方が多い気がします。それでも、あの人に会いたい!となると会えるのが東京だし、いろんなスピードが速いから色々見ることが出来るし、いろんな可能性を持っているのも東京かなと。
世の中可能性しかない
わたしの大好きなことばのひとつ。
東京は可能性しかない。こう読み替えることもできるんじゃないかと。
私にとって東京は、日本の都市で、ほぼ故郷で、なんとなく身体の一部。
たぶんしばらくはここに住んで生きていくと思います。
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